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なんでも報告しすぎさん

SNS上で、日常生活で起こったことを逐一ツイートで報告するのは、今に始まったことではない。

A子「1年ぶりにディズニーランドに来ました🎶」
B男「大型連休なので福岡に旅行に来てます😊」
C男「都内で美味しいと評判のラーメン屋に来てます🤪」
D女「今日は贅沢しちゃった🥰」
E男「腹減った!」 

SNS上に自分が今どこで何をしているのかを投稿した際に、フォロワーからの「このお店どこなの?」という返信に返答をするフォロワー同士での生き生きとしたやりとりを今まで何度も見てきた。
これは言うならば、「SNS文化」なのだろう。

ある時、フォロワーの女性が結婚した。
お相手は、Twitter上で知り合った方だという。
ところがだ。いざ、結婚式当日になると、彼女のツイートが頻繁に更新される。

「とうとう結婚式の日が来ました😊」
「なんか緊張してきちゃった😂」
「ウェディングドレス、似合うでしょ🥺(自撮り写真を添えて)」
等々である。

高砂席から撮影した自撮り写真を添えたツイートが更新されたときには、唖然とした。

ここまで来るともう「携帯依存症」を疑わざるをえない。

私はフォロワーや全世界の人間に結婚式での出来事を発信することよりも、まず、式に参列してくれた方々を最優先に考えるべきだと思うので、結婚式の最中にパシャパシャと写真を撮ったり、スマートフォンをひっきりなしに操作してTwitterに投稿する、というのは不作法ではないのだろうか?

不作法が分からないというのは、やはり「結局、知性がない」ということなのだろう。

振り返ってみれば、世の中に溢れる不作法のほとんどをこの言葉で処理できてしまうというのは、何とも酷しいことである。

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