ICEHAP (iceCube Chiba)

千葉大学ハドロン宇宙国際研究センターは、宇宙から飛来する高エネルギー粒子の起源をニュー…

ICEHAP (iceCube Chiba)

千葉大学ハドロン宇宙国際研究センターは、宇宙から飛来する高エネルギー粒子の起源をニュートリノ観測と理論シミュレーション研究の連携によって解明するために設立されました。南極に設置した観測装置”IceCube"によってニュートリノを捉える国際共同実験に日本より唯一参加しています。

最近の記事

千葉市科学館の勉強会にお邪魔してきました!

先日、千葉市中央区にある千葉市科学館にお邪魔し、勉強会に参加してきました。この勉強会は、科学館で運営のお手伝いや展示の案内などをしてくださっている市民ボランティアの方々に向けたもので、今回は私たちの研究室に所属する修士2年生の千葉めぐみさんが、昨年9月から常設展示していただいているIceCube実験について特別講義をするというもの。千葉さんも、市民ボランティアの一員として1年以上前から活動していて、他のボランティアさんからのニュートリノ研究についてどう案内したらよいかわからな

    • ICEHAP Interview vol.1

       研究室に所属していると様々なタイプの研究者の方と会う機会が、当たり前のようですが多くあります。しかし、仕事以外のことでお話を聞ける機会は、実はあまりありません。なので、どのように物理学に興味を持って、どのように研究者の道へ進んだのか、いつも気になるところです。今回は、ICEHAPのニュートリノ天文学研究室に少しの間滞在していたWIPACの芦田洋輔さんにお話しを伺いました。WIPACは、IceCube実験の本拠点で、アメリカのウィスコンシン大学のマディソン校にあります。芦田さ

      • 霧箱の作り方とその材料について

         2021年12月5日に開催された「放射線を見てみよう!」イベントでは、特製の霧箱を使って、放射線の可視化に挑戦しました。この霧箱は、2000年代に愛知県の高校教員 林煕崇先生と有賀昭貴先生(現千葉大学准現千葉大学准教授)がより簡単にかつ厚い感度で観測できるよう改良し、そして千葉大学物理実験室の林恵美子先生が本実験のために最適化したもので、通常のタイプよりも観測できる範囲が広くなっています。比較的、手に入りやすい材料を使っているのも特徴です。  イベントを見学していた中学校

        • ICEHAPx千葉市未来の科学者育成プログラム「放射線を見てみよう!」

           12/5(日)に、千葉市未来の科学者育成プログラムと初タッグを組み、千葉大学西千葉キャンパス内の物理実験室にて「放射線を見てみよう!」を開催し、千葉市内の小中高生と霧箱実験に挑戦しました! 午前は小学生とその保護者、午後は中高生と2回に分かれて行いました。 はじめは、当千葉大学の有賀昭貴准教授(素粒子実験研究室)と清水信宏助教(ICEHAP・ニュートリノ天文学研究室)による素粒子や放射線についての講義があり、これから挑戦する霧箱の原理についてみんなで学びました。 また素粒

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