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2018-2019シーズン リバプールFC 選手/スタッフ紹介(コーチングスタッフ、GK編)

はじめに

真面目なシーズンプレビューを期待されている方は、リバプールLabとか他をあたっていただけると幸いです。

W杯が終わり、ヨーロッパサッカーが開幕する今月、周りにちらほら「どこ応援しようかな」と迷ってる人を見かける。
そんな人に「とりあえずウチのリバプールどっすか?」と言いたいのは山々だけど、バルサやレアルと違ってリバプールはその規模の割にあまり知名度がない。勧めても高確率でキョトンとされる。

とはいえ、リバプールというクラブが何たるかを語るとエラく長くなる上に、有識者の方々から総ツッコミを受けるのは目に見えている。なので、「まずはウチの選手とスタッフを知ってください」「興味が出たらあなたもリバプール推していこうじゃないですか!」という方向で書いていきたい。

とはいえ、選手とスタッフの紹介だけでも長くなる。個性派ばかりだからだ。監督はハイテンション髭もじゃメガネ体育教師だわ、選手は昨シーズンの得点王兼リーグMVPやら謎ゴールパフォーマンス職人やらあざとかわいい系男子やら「世界屈指のディフェンダー(自称)」やらクソコラ職人やら、揃いも揃ってクセが強い(©️千鳥ノブ)。長々と書いても「しつこいわ」となるだろう。

なので、紹介はそこそこにして、各自にハッシュタグをつけてみようと思う。これなら短くとも印象に残りやすく、どんな選手か記憶に残りやすい。「ミルナー?ああ、あの #一家に一台 の人ね!」みたいな感じで。
さあ、レッツタグ付け。


コーチングスタッフ

監督:ユルゲン・クロップ

#熱血教師 #ゲーゲンプレッシング #サポーター受けする監督No1 #JK #グアルディオラ絶対倒すマン

みんな大好き髭もじゃメガネっ子JK(Jurgen Klopp)。鳴かず飛ばずだったリバプールを、瞬く間に「スクールウォーズ」「ルーキーズ」顔負けの青春スポ魂サッカー部に変えた熱血監督。ドルトムントもそうだが、この人が監督になると、チームのノリが一気に若くなって男子校っぽくなるのはなぜだ。
リバプールがヨーロッパ・チャンピオンズリーグ(以下UCL)決勝に行けたり、魔境プレミアリーグでコンスタントにUCL出場圏内の4位に入れるようになったのも、元はこの人が即時奪回とショートカウンターを根付かせたおかげ。戦術の詳しい話はリバプールラボとか真面目な記事をご参照ください。なにはともあれJKサイコー。
この人以上にファン/サポーターと近い(と思わせるのが上手い)監督はそういないと思えるほど気さくな人柄で、昨シーズンUCL決勝敗北後なんてファンと肩組んで歌ってた。熱く親しみやすいキャラクターから野球の阪神ファンのように熱狂的でやかましいKOP(リバプールファンの愛称)にも人気。みんなJK大好き。
だが、今年は在任4年目、「国家予算かよ」ってくらいの移籍金(約250億円)で陣容を整えており、言い訳のきかない年。念願のタイトル奪取はもはや至上命題か。JK頑張れ。

ヘッドコーチ:ゼリコ・ブバチ

#クロップの相棒 #頭脳 #一身上の都合により長期休暇中 #たぶん出て行く
クロップ先生がブンデスリーガのマインツで教鞭を振るい夕日に向かってゲーゲンプレッシングさせていた頃からの付き合い。15年近くずっとクロップ先生のアシスタントとして付き従っていた名参謀。
ドイツメディアをして「クロップチームの頭脳」と言わしめる存在であり、教え子のヌリ・シャヒンは「クロップの”双子”」と言うほどなので、サッカーの考え方が酷似してるのかもしれない。
だがUCL準決勝を前に「個人的な理由で」チームを離脱。現状籍はリバプールに置いているものの、退団の可能性は大。
まあ、そろそろ誰かの右腕じゃなくて自分でチームを作りたくなったのかな、とか思ったり。バンドを抜けてソロ活動したくなった時の切り札「音楽性の違い」を行使したくなるようなシチュエーションだな…

コーチ:ピーター・クラヴィッツ

#クロップの相棒 #眼 #分析担当 #プロとしてのプレー経験はない #テンションは高い
ブバチと同じく、クロップ先生がマインツで教鞭を執っていた頃から付き従っていたアシスタント。ドルトムント時代までは分析担当として辣腕を振るったが、今は分析担当部門からあがってきた情報をまとめるマネージャー的な役割を務める。
ドイツメディアをして「クロップチームの眼」と言わしめるほどの分析能力を持ち、ハーフタイムには選手に前半の振り返り用VTRを見せることで知られる。
「分析担当」という役割から冷静沈着なキャラクターを思い浮かべがちだが、味方ゴール後は結構はっちゃけてる。あと声が渋い。

コーチ:ペピン・リンダース ←NEW!!
#新加入 #リバプールのペップ #若手育成 #TAAはワシが育てた #ブバチの後継者候補

愛称は「ペップ」。リバプールでペップといえば、マンチェスターの青い方の大僧正ではなく彼、リンダースコーチを指す。たぶん。
PSV時代にはデパイを育て、ポルトを経由して2014年にリバプールのユースチームにやってきた若手絶対育てるマン。昨年大ブレイクを果たした「声に出して読みたい選手名」ことトレント・アレキサンダー=アーノルドや現在レンタル移籍中の逸材ベン・ウッドバーンもこの人が育てた。
去年、2部落ちからどうにか1年で戻ろうとした母国オランダのNECナイメーヘンの監督を任されるも、結局プレーオフで敗れ昇格に導くことは出来ずにチームを去った。
監督としての挑戦が失敗に終わったリンダースだが、クロップ先生の評価は高く、リバプールトップチームのコーチとして再雇用されることに。退団の噂があるブバチヘッドコーチに代わる「頭脳」として期待されている。あと生え際が危ない。

GK

1 ロリス・カリウス
#イケメン #UCL決勝のトラウマ #やらかし癖 #リーチの長さ #飛び出し

金髪・長身・モデル体型と3拍子そろった王道イケメン。去年のマンC戦辺りからレギュラーの座を獲得。
長い手足を利したセービングで幾度となく(どうしようもない)リバプール守備陣を支えるも、CL決勝で2度大きなやらかしをしてしまう。
個人的には2つ目の無回転ミドルキャッチ未遂は弁護の余地があるのでは、と思うが、KOP、アンチマドリディスタを筆頭に世界中のサッカーファン、そして小柳ルミ子からドエライバッシングを受ける羽目に。監督、クラブは擁護の姿勢を表明するも、精神的ダメージは大きいのか、プレシーズンマッチでもイップスっぽいミスを重ねる。かつてギャリー・ネビルにSKYでプレーをdisられた時に食って掛かった気の強さはどこへやら、最近は半べその顔写真ばかりを見る気がする。
アリソンの獲得でさらに立場が危うくなったが、V字回復を見せられるか。まずはカップ戦など与えられた機会でのアピールを期待したい。
(イケメンが弱っているところを見るのがお好きなドS気質の方や、庇護欲駆り立て系男子をお好みの方にぴったりのイケメンです)

13 アリソン・ベッカー ←NEW!!
#新加入 #元GK史上最高額の移籍金 #ロングフィード #足元の技術 #アコギ

GK2番目に高い約98億円もの移籍金でローマからやってきた髭もじゃ山男。ぱっと見ロッジとか経営してそう。
(ちなみに現在のGK史上最高額は某ロンドンの青いクラブのケパ。約103億円とか。だから国家予算かって。)
「プレミアNo.1GK」の呼び声高い、某マンチェスターの青い方のエデルソンを押しのけ、ブラジル代表正GKの座を射止めている。
持ち味はエデルソンと同じく、フィールドプレーヤー顔負け、っていうか確実にロヴレンより巧いだろという足元の技術とフィード。「GK版メッシ」というけったいなあだ名までついている。彼の加入により、キャッチ後即サラーという反則じみたロングカウンターも可能になりそう。リバプールが「チームびっくり人間」と呼ばれる日も近いか。
もちろんセービング、ゴールキーピングの面でも図抜けており、中でも昨シーズンのセーブ率は某マンチェスターの赤い方のデ・ヘア神より上だとか。懸念があるとするならフィジカルお化けが跳梁跋扈するプレミアの水に慣れられるかどうか、というくらいだが、カリウスの前評判もかなり良かったことを考えるとしばし静観が妥当か。
趣味はアコギで、番組で弾き語りを披露したこともある。歌はかなり上手い。高円寺や下北沢の王将で反省会してる系バンドマンというよりかは、駅前で弾き語りしてる系アーティストって感じ。ビートルズを輩出したリバプールで、彼のアーティストとしての才能も開花するか。乞うご期待。

22 シモン・ミニョレ
#DailySimon #高学歴 #コーヒーショップ経営 #PKストップ #元セインツ

クソコラ、やらかし、高学歴と3拍子そろったコーヒーショップ経営者。元セインツ組その1。
加入してまもなく「思ったほど使えねえ」となじられて凹んだカリウスを飯に誘って励ますほどの人格者。相手はレギュラー争いの相手だというのに、だ。かといってカリウスにレギュラーを奪取されたあとは、腐ることなく練習に励み出番に備えてくれる有難いメンタルの持ち主でもある。
W杯期間中は某ロンドンの青い方のクルトワに代表の正守護神の座は譲るものの、#DailySimon のハッシュタグをつけたベルギー代表宣伝ツイート(とクソコラ)を発信。代表チームの広報担当として尽力した。人格と学歴でいけばクルトワよりミニョレのがはるかに上だろう。実力?それを聞くのは野暮ってもんだ。
プレーヤーとしては、プレミア慣れしており、至近距離のシュートやゴール前の混戦にも臆せず対応可能。PKストップ率も高いため「神ニョレ」と呼ばれるときも。一方で、某ガヤさんばりにミドルに弱かったり、ハイボール処理がアレだったりとリーグ屈指の二面性を持つ。カリウス以上に「いい時と悪い時の差が激しい」「ここぞの場面でやらかす」といリバプールの(悪しき)チームカラーを最も体現する選手。
もっぱらの懸念は嫁にクソコラに塗れたTwitterのアカウントがバレること。

62 クィービーン・ケレハー
#アイルランド #かわいい系イケメン #若手 #未来の正守護神候補 #カオイムヒンではないらしい

アイルランドアンダー代表のGK。かわいい。名前の読み方が難しく、指南してくださった記事があったりする。有名になった暁には、「エムバペ、エンバッペ、ムバッペ問題」以上の問題をもたらし得る存在。リバプールではU-23チームでの活動が主だが、プレシーズンのアメリカ遠征でファーストチームのメンバーとしてマンチェスターの赤い方との試合に出場。4-1勝利に貢献した。かわいい。

73 カミル・グラバラ
#ポーランド #地元愛 #若手 #未来の正守護神候補

ポーランドアンダー代表のGK。大好きな地元のクラブ、ルフ・ホジューフでプレーしているところをリバプールが引っこ抜いた。なんか、すまんな。代理人のお父さん曰く、「マンチェスターの赤い方と青い方、両方からもオファーが来たけど、リバプールのオファーが最も具体的だった」とのことで、ポテンシャルは高そう。リバプールのポーランド人GKっていうとクネクネおじさんことドゥデクさんが有名だが、グラバラ君もクネクネするんだろうか。乞うご期待。

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