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8日目 VIVANT流目玉焼きと激うま戸隠そば


本日の献立

【朝】
白米玄米、目玉焼き、茄子とわかめの味噌汁
【夜】
とろろそば、ゴーヤチャンプルー、桃


朝:頂き物の小ぶりの茄子と、どうしても作りたいもの…

今日も朝がやってくる。
いつものようにギリギリまで寝てから慌てて起床し、髪をまとめて洗面所で口だけゆすいだらキッチンへGO。
冷蔵庫に夫のご実家から頂いた茄子が入っている。頂き物は腐らせることのないよう、早めに食べきりたいところ。
小ぶりでかわいいサイズ感。ちょうど汁物にぴったり。
今朝の味噌汁の具材は茄子に決定する。


さてもう一品。
思考停止状態でも調理できる卵料理にする。
それに今日、どうしても作りたいものがあったのだ。
目玉焼き
そんなのフライパンに割り入れて焼くだけなので、いつでも作れるのだが…

先日、日曜劇場『VIVANT』を視聴した。今流行っているTBSドラマだ。
第7話で、堺雅人が二階堂ふみに目玉焼きを振る舞うシーンがあった。
そこではフライパンに卵を直接割り入れるのではなく、一度ざるにあけて余分な水気を取るという工程が挟まれていた。
なんでもこの方法、ホテルなどのお高いレストランで行われている方法なのだとか。

生卵の入ったざるをくるくると回し、丁寧に水分を落とす堺雅人…
いいな! 私も堺雅人の作る目玉焼き食べたい!!
二階堂ふみちゃんになりたい!!!(不可能)

そのシーンを見て以降、ざるを使った目玉焼きがどんなもんか気になって仕方なかったので、私も朝食作りで実践してみることにした。

見よう見真似で生卵を二つ、ざるにそっと割り入れる。
両手でざるを持ってゆっくりと回し、卵を中でくるくると滑らせる。
若干量の水分がシンクに落ちていく。

後は通常通りフライパンに入れる。
すごい。心なしか形がまんまるで綺麗。
いつもなら白身が思い思いの方向へ広がっていくところ、今回は収まりが良い。

弱火を死守して蓋をする。
焼き時間をいつも通りにしてしまったので、できあがった目玉焼きは白身が少し硬めになっていた。
水分を飛ばした分、火を通す時間も調整が必要みたい。次に生かそう。


夜:日本三大そば 『戸隠そば』

夜。今日は夫の帰りが遅くなる日。
せっかく作るならアツアツのご飯を食べてほしいので、今夜は夫の帰宅後さっと茹でてすぐ食卓に出せる麺類に決めた。

引き出しを覗くと、以前長野を旅行した際に仕入れた『戸隠そば』が入っているではないか!
岩手・わんこそば、島根・出雲そばと並び、日本三大そばと呼ばれる長野のそば。
製造元によって個性はさまざまらしいが、とにかくもちもちで味が柔らかくて美味しすぎる。
一度食べてしまうと市販の安い乾麺には二度と戻れない。

冷蔵庫には先日“お好もんじゃ”を作ったときに残った長芋がある。
これをすりおろして、刻みオクラも添えてとろろそばにしよう。


加えて主菜くらいは要るだろうなと思い、これまたご実家から頂いたゴーヤを使ってチャンプルーにする。
私の大好物であるためしつこく食卓に登場するゴーヤチャンプルー。
塩をまぶして水にさらしたゴーヤと、厚揚げ、もやし、豚こまを炒め、麺つゆと酒で味をつけたら卵を回し入れる。

会社員時代、料理する必要もなければ料理自体をもたまらなく嫌悪していた頃でさえ、ゴーヤチャンプルー食べたさに定期的にキッチンに立ち続けた。
作らないと売ってないからね。
将来畑のある家に住んだら大量のゴーヤを栽培して毎日沖縄気分を味わいたい。


どうせキッチンに立たないといけないなら

最近、毎日キッチンに立つたびに思うこと。
「自分の食べたいものを作れる」のが、自分にとって一番の(もしかしたら唯一の)モチベーションになるみたいだ。

「料理はもっと簡単でいい」「うまくサボるコツを身に付けないと続かない」
これらの指摘はもっともだと思う。

しかし今の私はこうである。
「せっかく自分の時間を削って日々キッチンに立つんだから、せめて美味いものができあがらないとムカつく!!!」

元々の性格が、「やると決めたらとことんやる/やらないんだったら1ミリもやりたくない」という0か100かのタイプ。
70とか時に90でも、100出し切れていないとなんだか自分がサボってるように思えてきてめげそうになってしまう(この性格をなおすことが自分の一生のテーマだと思っている)。
いつか手抜き料理に終始する自分を許してあげられる日が来るまではこのスタイルを続け、毎日自分を鼓舞しながら経験を積んでいきたい。

(もう既にシメが硬い)


余談✳︎桃の剥き方

これまた別のところから、白桃と黄桃を数個ずつ頂いた。
会社員時代、仕事であまりにしんどすぎる失敗や理不尽が降りかかりヤケになったら、退勤後スーパーで買って帰ったものだ。
白桃2個で700円強とかするから普段は手が出ないだけに、たくさん頂けて嬉しすぎる。
いつもお野菜をくれる夫のご実家にもお裾分けに行こう。

ところで桃ってみんなどうやって剥いてるんだろうか。
何も考えず普通に剥こうとすると、だいたいしくってぐじゃぐじゃにしてしまう。
トマトみたいに十字切りして茹でてつるんと剥く?→お湯沸かすのめんどくさい…
包丁の背で揉みほぐして皮と実を分離させてから剥く?→表面がボソボソになって、つるっとしてくれない…

夫曰く、「皮には栄養があるから皮ごと食べろ!」という農家さんもいるらしい。
何が正解なのだろうか…

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