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13日目 硬すぎるオクラと残飯問題について


本日の献立

【朝】
白米玄米、鶏肉のピカタ、ひじきの煮物、茄子オクラの味噌汁
【夜】
白米玄米、豚キムチ、茄子ピーマンの味噌炒め、豆腐しめじわかめの味噌汁、梨


朝:ハガネのオクラ

早朝、台所から物騒な音が聞こえてくる。

ガリガリガリ、ギロギロギロギロ……

決して「夜な夜な泊めた客人を半殺しにするか手打ちにするか話し合っている老夫婦」などではない。

オクラが硬くて切れないだけである。

今朝の味噌汁には、夫が職場からもらってきたオクラを傷まないうちに入れてしまおうと決めていた。
まな板に寝かせて包丁でスライスさせようとしたら、まあ冒頭の音である。
金太郎飴を無理やり包丁で刻もうとするレベルで硬かった。

大人しく下茹でして少々柔らかくしておくべきだったか。
でも茹でて切ってまた味噌汁の中で茹でるのしんどすぎるし、第一、スジスジした硬いオクラって茹でてもさほど変わらなかったりする。
結局、無理やり切り刻むのが一番省エネなのではなかろうか。急がば回らない。直球でいく。
※良い対処法ご存知の方、ぜひ教えてください。


さて今日の朝食のおかずは、ピカタとひじき。
鶏肉のピカタもひじきの煮物も、以前夜ご飯に出したものの残りである。
作り置き×作り置き。最強。なんもしなくても品数確保できる。
前夜もしくはその前の晩に多めに作ったおかずを保存容器にとっておいて、一品足りないときにそれを引っ張ってくるスタイル。負担が軽くて助かる。


夜:手をつけてもらえない味噌炒め

本日の夕飯はリクエストがあり、豚キムチをメインに据えた。
豚こまとニラをめんつゆで炒め、キムチを投入するだけのシンプル料理。
ここのところ疲労を感じていたが、キムチのおかげで簡単に美味しくなってくれて本当に助かる。

プラス一品で野菜が摂れればいいかなと思い、冷蔵庫を開ける。
頂き物の茄子とピーマンの存在を忘れかけていた。なんとか調理しなければならない。

どうにかそれっぽい炒め物にできないかなと思い、ン十年前の古いレタスクラブの料理本を開く。
なんの変哲もない味噌炒めのレシピを見つけたので、それを作ることにした。
味付けが味噌とみりんの、至ってシンプルな料理。


できあがりは、普通の美味しさだったと思う。
ほぼレシピ本の通りに作ったのでそりゃそうだ。不味くなりようがない。

でも、夫にはほとんど食べてもらえなかった。

作ったうちの9割9分が残ったこの茄子ピーマン味噌炒めは、その後保存容器に眠り、毎日少しずつ私のお昼に消費されることとなる。


主婦の昼飯、残飯になりがち

専業主婦など平日の昼間に家で昼食をとる人間は、この件に直面しやすいのではないか。

私のお昼は、夜炊いて残ったガビガビの米。
それと、前夜食べ残されたおかず。

決して大きな不満があるわけでも、贅沢な昼食をとりたいわけでもないのだ。
節約になるし、夕飯に前夜と同じものを出さなくて済むし。

でも無性に虚しくなる。

あまり手をつけてもらえなかった味噌炒めの残りを食べている私の脳内は、自然と一人反省会になる。
単に、あんまり美味しくないと思われただけ。そう片付ければいい話なんだろうけれど…

もっとちゃんと美味しいものが作れるようになって、残飯がなくなるようにする。
そこから地道にやっていくしかなかろう。

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