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6日目 北海道民の血はスープカレーでできている(※私見)


本日の献立

【朝】
白米、玉子焼き(餅入り)、茄子とオクラの味噌汁
【昼】
砂肝アヒージョパスタ、ゴーヤと卵の炒め物
【夜】
スープカレー、切り干し大根


朝:正月でなくても餅が食べたい

朝。夫は午前のみ仕事。
夫のご実家で採れた茄子とオクラを味噌汁に入れる。夏野菜最高。
玉子焼きはめんつゆとマヨネーズを入れて溶いた卵をフライパンに延ばし、上に小粒の餅を並べて巻く。ちょっとした遊び心。

正月以外はあまり食べることのないお餅だが、ときどき無性に口へ放り込んでもちゃもちゃしたくなる。なるよね?
とはいえ餅は一度開封したらすぐカビる。残った数十粒の餅をどう消費しようか。お好み焼きもいいが、もっと何気ない料理にぶち込んで楽に使い切りたい。
当面は、食卓に並ぶ一見何の変哲もない料理が実は大いにもちもちしている——という事態になるかもしれない。


昼:あひじょーぱすたとヤーゴー

13時すぎに夫帰宅。
前に夫が作った砂肝とマッシュルームのアヒージョが残っているので、要望を受けパスタにする。
麺は夫のこだわりで全粒粉。パッケージの原産地を見るとギリシャ。洒落ている…
軽めにチンしたアヒージョと茹でたパスタをフライパンで絡ませながら炒めるだけ。
見栄えを良くするため追い鷹の爪。


プラス一品があったほうがいいなと思い、自分の大好物・ゴーヤを卵とともにさっと炒める。
味付けは酒と醤油。シンプルだけどこれが美味しいのだ。
ゴーヤは炒める前に軽く塩揉みして水で流す。焼き加減はほどほどでよい。
ちゃんと苦味が残り、火の通りもそこそこでシャキシャキしている状態が一番のお気に入り。

故郷北海道ではゴーヤが高かった。300円くらいした。
はるばる沖縄や宮崎から輸送されてくるのでそれくらいするのかもしれないが、高級品でなかなか手が出せなかった。
それがこっちではスーパーで98円だ。そんなん買うに決まってる。
夫には申し訳ないが、週に3回くらいはゴーヤの炒め物を出すかもしれない。
飽き飽きしてきたら全然無理して食べなくてもよい。私が平らげるので。


夜:悪魔的な夏野菜スープカレー

夜。
冷蔵庫を覗くと、平日いろいろ買い溜めては使いきれな買った野菜たちが「タスケテ…」と恨めしそうにこちらを見ている。
こんな時は、包容力高すぎて旦那にしたい料理ランキング堂々の一位・カレーだ。
ルーの中に玉ねぎ、人参、じゃがいも、豚こま、かぼちゃ、ピーマン、オクラ、ナスを一気に投入してしまおう。

ここで悪魔的思考がよぎる。

この野菜の顔ぶれ…スープカレーだ…

札幌を発つ時に仕入れてきたソラチ・札幌スープカレーの素が大活躍。
※ソラチのオンラインショップでは2023年9月1日現在、品切れ中。

野菜を油で炒めてお湯をかぶせて煮た後、スープカレーの素と辛味の素(辛〜大辛まで選べる)を入れてさらに煮る。
よくあるスープカレーは辛さを上げるとスパイス感がキツくなって旨みが減ってしまうが、これはしっかり大辛にしても美味しさは変わらず、とっても優秀。

できあがったスープカレーを米と合わせていただく。
途中から納豆を入れて和風カレーにしたり、チーズを溶かしたり、味変も無限だ。
一口食べるごとに血の巡りが良くなり、活力が湧いてくる。
北海道民のソウルフード、スープカレー。
体が本能的に欲する味。
道民の血液はきっと茶色い。中身はアツアツのスープカレーなのだ。

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