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山口朋子「おうちでカンタン! はじめる・稼げる 「オンライン起業」の教科書」

・本書は、オンライン起業の専門家として、セミナーやコンサルティングを通じて、1万5000人以上の起業にかかわり、現在は、中小企業のオンライン化のアドバイス、個人のオンライン起業の支援、国内・海外で講演やセミナーを行なう著者が、「あなたの持つちょっとしたスキルをオンラインで売るノウハウ」のひとつである「オンライン起業」について解説した1冊。

・ひと昔前の起業は、銀行からお金を借りて、何百万円もかけて会社を作ってはじめるというイメージだったが、いまの起業はとてもライトであり、オンライン起業の場合、お金がかからず、今日から0円でできる。また、会社もオフィスもスタッフも広告費も必要ない。つまり、初期投資ゼロでリスクが少ないのがオンライン起業の魅力である。

・あなたの経験や、あなたが持っている知識や技術、特技を「教えてほしい」と思う人はたくさんいる。「自分にとって当たり前のことが起業、副業の素材になるのだ。
・はじめの一歩の時点で起業のタネを決めつけてしまうと可能性の幅を狭めてしまいかねないし、必ずしも市場とのニーズと合致しないこともある。
・この時点ですべきは、自分のやっできたことを棚卸ししたり、普段どんなことに時間やお金を使っているかなどを見直すことである。

・稼ぎにつながる「タネ」の見つけ方として、
「趣味」「得意」「好き」「資格」など合計8つが挙げられている。
・本書の「趣味」は、「お金と時間をかけて継続的にやっていること」と定義している。
・著者の友人の中に、ミュージカル(特に劇団四季)が大好きな人がいて、トータルで年間何百万円というお金を使っている。
・ミュージカルに年間何百万円も注ぎ込むほと好きで詳しいのであれば、劇団四季やその他のミュージカルについてブログで書いていけば、アドさん広告(クリックされることで収入になる広告)で収入が得られるかもしれない。
・このように、趣味を極めれば収入につなげることが可能なのである。あなたがお金と時間をたっぷり費やしてきた趣味は何なのかを考えることが大事。
※「得意」「好き」「資格」など8つのタネの詳細は本書をお読みください。

・起業のタネが見つかったあとは、発信するための準備をしていく。そのときに必要なのは、自分にとっての肩書きである。
・著者のメインの肩書きは「主婦起業の専門家」としているが、場面に応じて、「才能発掘人」、「引き算子育てコンサルタント」と名乗るときもあり、その場その場で自分の肩書きや立ち位置を替えている。TPO(時間・場所・場合)に合わせて、自分に日替わりのキャッチコピーをつけている。
・「何をしている人なのか」と尋ねられたときに、どう答えるかをイメージすること。わかりやすく、ストレートに答えたもので十分なので、自分にキャッチコピーをつけてみること。
・1人の人物であっても、さまざまな側面を持っている。その側面ごとにキャッチコピーをつけて、1つの側面に1つのキャラクターを設計してそれを貫いたほうが、他の人から見たときに「わかりやすくなる」し、「受け入れやすくなる」ことにつながるのだ。
・この「わかりやすい」「受け入れやすい」が、ビジネスでSNSをするうえで重要である。
※理想的なキャラクターの設定方法については、本書をお読みください。

・本書では、「オンラインであなたの可能性を見つけて、おウチ時間にゼロから起業!」「月3万円→10万円・・・・・・コンスタントに売上を伸ばす」「オンラインで「仕組み化」して売上を加速させる!」という3部構成となっており、「稼ぎにつながる「8つのタネ」の見つけ方」「選ばれるためのプロフィールの書き方」「SNS等でのアウトプットの練習方法」「ターゲット(理想のお客様)の決め方」「自分の方法やサービスを作る方法」」「月3万円をコンスタントに得るためのリサーチ&情報発信術」など、自分の強み(可能性)をお金に変えるためのノウハウならびにスキルが紹介された内容となっている。

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