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印南敦史「10年間で1万冊を読破したライフハッカー書評家が厳選 いま自分に必要なビジネススキルが1テーマ3冊で身につく本」

・本書は、「1ページ5分」の超・遅読家だったにもかかわらず、ビジネスパーソンに人気のウェブ媒体で書評欄を担当することになって以来、年間1000冊以上という驚異的な読書量を誇るようになった著者が、10年以上連載した自身の書評から厳選し、全35テーマに分け、105冊紹介した1冊。

仕事力を高めるスキル(一部)

【思考法】
VISION DRIVEN 直感と論理をつなぐ思考法
(佐宗邦威・ダイヤモンド社)
・本書では「妄想を引き出すための具体的な思考法」として、「余白をつくる」重要性を強調している。
・具体的には最初に、まっさらなノートや新品のメモ帳(紙のノート)を用意する。
・これは、余計なものを目に入れないための策とのこと。
・紙のノートは開けばすぐ物理的な「余白」がある。この物理的な余白が精神的な余白をつくってくれるわけである。
・「VISION DRIVEN 直感と論理をつなぐ思考法」で試すべき手法として「ジャーナリング」が挙げられている。
・ジャーナリングとは、毎日決まった時間に決まった分量の文章を書くこと。
・人に見せないことを前提に「いやだと思ったこと」「うれしかったこと」などありのままに書くのだ。
・ジャーナリングは主観的な感覚、感情にフォーカスするのがポイント。
・ただし、ジャーナルの最後は必ずポジティブな感情で締めくくることが大切である。
※ジャーナルの最後がポジティブな感情で締めくくるのが大切な理由、「VISION DRIVEN 直感と論理をつなぐ思考法」で紹介されている思考法の詳細は本書をお読みください。

【対人術】
人と会っても疲れないコミュ障のための聴き方・話し方
(印南敦史・日本実業出版社)
・「コミュ障」とは、「コミュニケーションが苦手な人」を指すことば。
・コミュ障を克服するには「受け入れる」ことが必要。まずすべきは、考え方を少しだけ変えてみることなのだ。
・他人からすれば、目の前の相手がコミュ障だろうがなんだろうが、どうでもいいこと。
・大切なのは、相手とのコミュニケーションか、なにかを得られるか否か、それだけだからだ。
・つまり、相手が話し下手だったとしても最低限のコミュニケーションがとれれば充分なのだ。それは、相手の話を聞く場合でも同じである。
・たいていの場合、相手は自分が思っているほどこちらに興味を持っていないもの。そう考えれば、人と接することをそれほど苦痛に感じなくなるのではないかと著者は考えている。
※ 「人と会っても疲れないコミュ障のための聴き方・話し方」を通じて著者が強く訴えたいこと、コミュ障の人の特徴などにも触れられているが、詳細は本書をお読みください。

・本書では、「仕事力をどんどん高まる1テーマ3冊」「コミュニケーション力がどんどん高まる1テーマ3冊」「数字力がどんどん高まる1テーマ3冊」「プロフェッショナル力がどんどん高まる1テーマ3冊」「ビジネス教養を磨く1テーマ3冊」「心と身体の健康を整える1テーマ3冊」という章で構成されており、
◇仕事術
◇人間関係
◇お金の教養
◇政治経済
◇デキる人の健康術
などといった全35テーマを、各テーマごとに3冊選書し、合計105冊紹介した内容となっている。

1項目2ページで、紹介する本のポイントをわかりやすくまとめているので、あっという間に読むことができる。気になるページを読めだけなので、とても気軽に読書を楽しめるのが本書の特徴である。

自分に必要だと思う本や、すぐに役立つ教養を身につけたい方はぜひご一読ください。

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