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小林弘幸「ゴルフが上達する自律神経72の整え方 名医が実践する目からウロコのスコアアップ術」

・本書は、順天堂大学医学部教授で、数多くのトップアスリートのコンディショニング、パフォーマンスの向上指導にかかわっており、自律神経研究の第一人者である著書が、ゴルフでのラウンド中に自律神経が乱れやすい状況や傾向を集めて72ポイントの対策と整え方を解説した1冊。

・プロもアマチュアも、ゴルフでミスをするのは自律神経のバランスが乱れたときである。
・自律神経が乱れる理由は、
①プレーに余裕がない
②判断に迷いがある
③欲をかいた
④人前で見栄を張る
⑤ボールの状況が悪い
の5つがほとんどである。
・結論を言ってしまうとミスはなくならない。自律神経はどうしても乱れるものだからだ。
・しかし、自律神経の特徴を知ってできるだけ保つ意識をする。乱れたら慌てず元に戻す。それによってコントロールすることが可能である。みなさんが臨機応変に自律神経をコントロールできるようになったら、ミスは必ず激減し、早く、ゴルフのパフォーマンスがアップするはず。

ゴルフが上達する自律神経72の整え方(一部)

Lesson1 前日は玉打ちより深呼吸
・久しぶりのゴルフの大敵は不安である。「明日はボールに当たるかな」などラウンドが近づくほどネガティブな気持ちが膨れ上がり、心身ともに緊張してしまうからだ。
・緊張すると交感神経が優位になり、血管が収縮して血液が悪くなる。すると体に力が入って筋肉は硬くなり、関節もスムーズに動かなくなってしまうのだ。これではクラブをスムーズに振れるはずがない。
・ネガティブな思考に陥ったとき、心身を落ち着かせるのに最も有効なのは深呼吸である。
・ゴルフの前日は、練習場へ行かなくても、1日に数回深呼吸を行うこと。1分間続ければ、ショット練習をするよりはるかに自律神経が整う。翌朝もスタート前にら必ず深呼吸を3回繰り返すこと。体はリラックスし、肩や腕の力が抜けてスムーズにクラブを振れる。
※この項目では「ワン・ツー呼吸法」という呼吸法が紹介されているが、詳細は本書をご覧ください。

Lesson5 よい眠りは寝る前に用意
・5時起きでゴルフなのに、なかなか寝つけず焦ってしまうことがある場合、無理に寝ようとしなくてよい。頭が冴えて眠れないなら、交感神経が下がってくれば静かに横になっているうちに入眠できる。たとえ5時間でも、よい眠りを得られれば内臓や脳を休ませられるからだ。
・大切なのは、就寝する1時間前からは、交感神経を刺激しないようにゆったり過ごすこと。
(この「ゆったり」にはテレビやパソコン、スマホを見るのはNG)
・自律神経の機能を正常に保つには、脳と内臓をしっかり休めて質の高い睡眠をとることが重要。そのためにも交感神経を活発にするスマホはベッドから離れたところに起き、朝まで見ない、触れないようにすること。
・寝る1時間前からスマホを見なければ、自立神経が整って深い睡眠を得られる。まずはゴルフの前日から始め、日常生活でも習慣にすることを提案している。

・本書では、「自律神経を整える準備」「ゴルフの流れは1番で決まる」「あなたは4つのどのタイプ?」「天候や状況に乱されない極意」「自律神経をコントロールする」という章で構成されており、「クラブハウスでの過ごし方」「無口、早歩き、ひとり言に要注意」「余計な「間」はミスの元」「運不運を淡々と受け入れる」「風景を眺めてリラックス」など、自律神経を臨機応変に整える力を身につけてパフォーマンスをアップさせる術(整え方)72が紹介された内容となっている。ゴルフのスコアアップだけでなく、私たちの日常のパフォーマンスを上げていくことにも通じた内容となってます。この本を読むと、ゴルフにも興味を持つかも知れません(笑)

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