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中島幸志「長く愛される事業をつくる 共感起業大全」

・本書は、社会の価値観をアップデートする「共感起業」を提唱し、起業家の支援、企業内起業家育成/人材開発、キャリア支援、プログラムの共同開発、地域通貨運用など、ウェルビーイングに関わるビジネスの支援を行う著者が、起業するだけでなく、どうやって支持され続け、バトンを次世代に渡していく方法を約600ページにわたって解説した1冊。

・共感とは、「大切にしたい価値観を、ともに感じる」ことである。
・あなたの起業への想いと、社会が求める価値観とを重ね合わせることで、ビジネスが共感によって支えられ成長していくのだ。
・大切なのは、「あなた自身が自分の想いに向き合うこと」。そしてその想いを、みんなと分かち合うことである。
・顧客に支持され続けることは、ビジネスにおいて重要な鍵になる。
・どんな人であっても、やはり私たちは、お金や数字などの「損得」で差を見せられると、いろいろな気持ちが揺れ動いてしまう生き物である。
・一方、「損得」だけで測りきれない「共感」で始まると、何かの縁を感じたり、自分の価値観と重ね合わせられる部分に「共感」し、繋がりを感じることができる。
・そして、商品に愛着が生まれ、長く使うために修理や使い方の工夫をしながら、長い時間を共有していくのだ。
※起業家に必要な「共感」についての詳細は、本書をお読みください。

・本書では、共感が育むためのステップとして5段階で紹介されている。
・共感までの道のりの最初は、理解をしてもらうことが最初のステップである。
・何を言っているのかわからなければ、心を動かしようもない。そもそも同じ土俵に立っていない、同じ景色を見ていないという食い違いがあることで、理解にすら至らないということが多いのだ。
・理解ができると、自分の中で受容(受けとめる)することができ、
◇何か心が惹かれる
◇親近感がある
◇気になる
などの「興味」に移っていく。
・そして、興味がつづくと、「気になる」だけではなく「気にかける」ようになり、もっと知りたいと心が動きはじめ、惹かれる原因を探す探究心が湧いてくるのだ。
・共感に結びつけていく場合には、「興味が湧くこと」が前提ではないかと著者は考える。
※「共感が育まれる5つのステップ」の詳細は、本書をお読みください。
・本書は、「起業家に必要な「共感」とは何か?」「歴史的事業をつくる「共感」の見つけ方」「『共感を生む』起業の準備」「『共感』を軸に事業をデザインする」「『共感』でビジネスを軌道に乗せる」など合計9章で構成されており、
◇心を扱う時の心得
◇3つの共感視点から起業のテーマを見つける
◇共感する事業の見つけ方
◇最初から◯◯の事業計画は必要ない
◇◯◯を高めると、見える景色が変わる
など、応援されるビジネスの始め方や、長く愛される事業の作り方について、丁寧にわかりやすく解説した内容となっている。

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