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ボブという名の猫 幸せのハイタッチ 2020.6.27

舞台は、イギリス、ロンドン。
路上生活を送るジェームズ。
中々薬を止められない、ジェームスだが、
更生プログラムのヴァルから住居を提供してもらう。

ある日、お風呂に入っていると、
物音がし、強盗かと思って、部屋に戻ると、そこにいたのは、
茶トラの猫だった。

外に戻そうとするも、戻らなかったため、
その日は、ジェームスの家で面倒を見る。
翌日、近所に飼い主を探すも見つからず、
一旦は外の世界へ戻っていく猫。

数日後、ジェームスの家近くに再び現れた猫。
けんかをしたのか、怪我をしていた。
隣人のベティに応急処置をしてもらい、
そこでボブという名前がつく。

段々とボブが懐いて、野良猫から飼い猫になる。

いつものように路上ライブに行こうとするジェームズ。
近所に残るよう伝えるジェームズだが、
まさかのダブルデッカーバスに乗り込んでくるボブ。

ボブと一緒に演奏すると、いつもより集客がよく、
それからボブと2人で演奏をはじめ、徐々にジェームズの生活が好転していく。

収入がないため、路上演奏で得た収入でボブとジェームズのそれぞれの食糧を購入するが、
収入がない時は、ジェームズがボブの食糧のみ買うシーン。

ジェームズの優しさ、そしてそれに答えてくれるかのようなボブ。

ボブ役は実際のボブ役が演じているとびっくり。
完璧な演技と愛らしさ。

時折、ボブの視点が描かれ、トラファルガースクエアの虎や
ミュージカルライオンキングのポスターが映し出される場面では笑ってしまった。

ボブとの出会いがきっかけになり、家族との修復し、薬物からも卒業するジェームズ。
最終的には、ボブについての本が出版されるまでになる。

ありがちなテーマといえば、ありがちだが実話に基づいているのだから、
説得力が違う。奇跡のような本当の話。ぜひ、原作を読んでみたい。

奇しくも、2020年6月16日にボブは亡くなってしまったよう。

Netflixでこの映画にたまたま出会ったのもボブからの贈り物だろうか。


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