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ブラームスの小径は「ジラードの法則」第329回例会 2022/11/22

Tokyo イチエ今月の例会は、一昨日、原宿”ブラームスの小径”と称される竹下通りのそのまた裏通りに立地する、郷愁漂うノスタルジックな洋館風の素敵なレストランで、コロナ渦に影響の少ないだろうと思われたランチョン例会を仕込ませて頂きました。

案内表示が工事塀のせいで、なんとなく寂しそう・・・
原宿では「小径」と表現する”裏通り。この中ほど左手にレストランがあります。

参加者は、№42正会員と№47正会員、そして、ビジターで初参加の現代書家と、イチエ代表の私の4名でした。

緑に囲まれたエントランスは、「竹下通り」の喧騒を忘れさせます。

この交流会は、今年で発会28年が経過、現在の正会員数は51名、月例会数は年末になんと330回を数えます。

発会当初、インターネット環境がこんなにも広がりのある時代ではなかったので、例会案内は私が案内文を作成、封入して、宛先ラベルを糊貼りし、切手を貼って投函するという作業を、毎月毎月繰り返していました。

この作業が一気にIT化したのを思い起こせば、記憶も定かでない程に、恐ろしく前のことのようにも思えます。

いま私の幹事としての作業は、パソコンに向かって案内文を作成し、それをフェイスブックのイベント機能にアップ、招待者に一斉にお知らせする。またフェイスブックを持たない方には、案内文を添付メールで送信する。というように変化し、作業は格段に楽になりました。

更に以前は、封をしたその後に、封筒を郵便局か近くのポストまで自家用車で持ち込んで、投函するというひと手間が加わっていました。そして、この投函の時は、それこそ心の中で手を合わせて“皆さんどうぞたくさん参加してね”と、あたかもひとつの儀式のように祈っていたものです。

28年間、330回。全てはこんな地道な積み重ねの結果ですが、ただ漠然と生活していたら、絶対に出会うことの無かっただろう素晴らしい方々との交流が、こうして実現しているのです。

結構古い本ですが、下村 澄さんの書かれた「人脈を作るコツ」(PHP出版)に、世界一の自動車セールスマンだったというジョー・ジラード氏のことが紹介されていました。

彼は自身の調査で、一人の人間が通常、冠婚葬祭の通知状を出す枚数は250枚位だと知ったそうです。

そこで、ユーザーひとりの背後には250人の潜在的な見込み客がある。だからその一人に全身全霊を傾け、自分の熱烈なファンにすることで、背後の250人にも信用が伝わるはずだ。という気持ちで売り込みをしていたというのです。

本当かな!?と思って、基本的に面識のある方以外とは繋がらない私のフェイスブックの「友達」数を見てみると、現在214人でした。

同じように、私たちの倶楽部正会員51名の背後にも、それぞれ250人の潜在顧客がいると仮定すると、50名×250人=12,500人となって、なんと1万人を優に超える方々が、交流会を知るなんらかのきっかけを常に保有していることになります。

前菜:鴨のローストとインカのめざめのサラダ仕立て
魚料理:本日のおすすめ鮮魚のポワレ
肉料理:シェフおまかせ本日のお肉料理
・デザート・パン ・コーヒーor紅茶

一昨日参加の方々は、画家でファイナンシャルプランナーで書家で、という多彩な経歴を持つ会員と、フランスと日本を行ったり来たりしているワイン醸造家でコンサルタントの会員。そして、初参加者の現代書家の方でした。

初参加者からは、この「イチエ」という交流会の成り立ちを尋ねられました。私はその時、唐突に、発会当初の数人の参加者の頃の真摯な気持ちが蘇り、クリックひとつで、何百通も何千通もの案内が瞬時に出来てしまう時代だからこそ逆に、「心の中で手を合わせ、たくさん参加してね」と、祈っていたあの頃のこと忘れずにいることが、本当に大切なんだと改めて思い起こすのでした。

楽しい素敵な時間を、ありがとうございました。

ラ・ブーレット La BOULETTE
東京都渋谷区神宮前1-16-3
℡03-5413-0033

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