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和菓子を暮らしのなかに

ご覧いただきありがとうございます。

今回は、先日私が実感した「和菓子」の魅力について書かせてください。

ところで、みなさんは和菓子をよく食べていますか?

日本の歴史や季節と深く関わり、暮らしに寄り添ってきた和菓子。多くの人に愛されていると思います。

一方で、和菓子に対して、お祝いの席でたびたび登場する紅白饅頭や、茶道で出されるお菓子といったように、多少ハードルを高く感じている方もいらっしゃるのでは?実は、私もこちら側の人間でした。

そんな私ですが、最近じわりじわり和菓子が気になっています。それは近所の和菓子屋さんの影響かもしれません。店の前を通るたびに目にする、季節のお菓子の貼り紙につられて、何度か足を運びました。そこで、和菓子と一言で言っても、豊富な種類、また多様な美しさがあることに魅了されたのです。さらに苺大福やきなこ餅、あんみつといった、子どもと一緒に楽しめる和菓子もたくさんあることに気付きました。

そして先日の十五夜の際には、月見団子を予約させていただきました。こしあん、つぶあん、白あんの三種類が入っている、それはそれは魅力的なお団子です。私同様、甘いものに目がない娘は、月見団子が食べられると、十五夜をとても楽しみにしていました(保育園の先生にまで自慢するほどです)。

当日は、雲が広がる中、綺麗に光る月が顔をのぞかせてくれました。更に、気持ちよく顔にあたる風や、鈴虫の音色まで楽しむことができました。

毎年の十五夜は、何となく空を見て「あ、今年も月がきれいだな」程度で終わっていましたが、今年は違いました。今回は十五夜の由来を娘と一緒に調べたり、家族でススキを探しに行ったり、パジャマ姿のまま、何度も月を眺めに外に出たり、そして美味しいお団子をいただいたり。その過程の一つ一つが楽しいものでした。きっと十五夜は、これからも家族の大切な日になるのだと思います。このきっかけをくれたのは、美味しい月見団子でした。

和菓子は歴史も深く、その素晴らしさは、私のはかり知れないものだと思います。けれど、和菓子の美しく、繊細な見た目、その優しい味わいの魅力は私にも分かります。さらに、その見た目や味から、日本の移り行く季節まで感じさせてくれる、和菓子ならではの魅力があります。

私のように、和菓子にハードルを感じている方や、日々忙しく過ごしている方にこそ、毎日の生活に和菓子を取り入れていただきたいと思います。スーパーのスナック、娘も私も大好きです。でも、ときどき、子どもとのおやつ時間に和菓子というのはいかがでしょう。きっと、新しい発見があるはずです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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