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不登校の理由

理由を問いただしても出てこない

1年前に「なんで、学校行けないの?」と娘に聞いても「だって体調悪い。でも、ズルじゃないよ。」と涙目になるだけ。
今となれば「そうだよね。ずっと前から我慢して頑張ってきてたし、もう、辛くてこの気持ちをどう伝えればわからないよね。」と娘ば言葉に出来ない気持ちがわかって一緒に泣いたかもしれない。

理由は色々あって複雑

きっかけは私が『不登校』を知るために図書館から借りてきた本や購入した本の山。そして、包み隠さず親戚、友達、職場の上司へ「うちの娘は不登校なので家にいます。」「娘の体調によってはドタキャンあります。」と伝えるようになってから娘の「私は透明人間」発言から始まりボソッと呟きながらヒントをくれるようになり徐々に理由らしき物が写し出されてきた。

娘の不登校理由のいくつか

①HSCである。 チェックシートのほぼ全てが当てはまるほどに繊細さん。

②生まれ持ってのマイペース、マイワールドを
もつゆえ集団の中は常にで「私はみんなと違う」違和感がある。

③高学年になりスクールカーストらしき線引きをされるようになり、娘は隠キャの底辺に位置していると強く意識するようになった。

④クラス担任の(怒りっぽい)気性と合わず、萎縮する。教育指導のやり方が娘には逆効果で関係悪化。

⑤少食、偏食で給食が恐怖の時間となる。(担任には必ず配慮をお願いしていたが、5年担任は配慮にかけていたらしい)

上記5つの理由のうち、娘がHSCであることが大きく影響し、家族も娘を追い込んでしまっていた。もっと早く気づいてあげるべきだったと後悔している。
確かに幼児期から発達障害かと疑いも抱くことが何度もあったが、知的に問題なく、コミュニケーション能率が高く、周囲には気遣いできる子のため検査は受けていなかった。
皆んなとは違う感覚を持つ(視覚的感覚、聴覚、バランス感覚、味覚等が鋭いと判明)それゆえに自分は皆んなとは違いズレがあると感じてしまう。ある意味人より優れた感覚を持つことでまた、周りの気持ちを察し過ぎてしまう。小学校入学あたりから徐々にストレスを感じ、溜め込んできたのだと思う。そこに、思春期突入と学校問題が重なり心が壊れてしまった。

理由を分析して理解し、環境づくり。

ザックリあげた不登校理由を取り除き、整備していく作業にとりかかるが、1人では抱えない。1人で抱えたら母である私が壊れてしまうと感じ助けを求めた。

不登校を家族親戚や友達に包み隠さず話す。もちろん「えっ、甘やかしじゃない。私だったら…」と言い出す人もいるが、その意見は聞き流し、無視する。

相談先をいくつかつくる。私の場合は近所に信頼できる不登校児先輩ママが何人かいた(愚痴を言えて、アドバイスくれる場となる)
専門家も必要。相談にのってくれる小児科医(娘の健康面からアドバイスをもらえる場)を探した。現在は、栄養医学療法をためしている。
総合教育センターに担当教育相談員と娘に臨床心理士(学校窓口、教育アドバイスの場)をつけてもらった。学校への交渉をお願いでき、娘の精神状態や生活状況から判断し学校へ意見してくれるので対学校のストレスがなくなり心が軽くなった。
まだ、診療内科や精神科医には相談に行ったことはないが、必要な状況となれば躊躇せずに行くつもりでいる。不登校解決の糸口をみつけるには親だけで抱えこまずにオープンになる勇気が必要だと思う。





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