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マルシェでおなじみヤマドリ珈琲さんのルーツを探る

ヤマドリ珈琲さんの焙煎所は月出工舎(つきでこうしゃ)の1階にあるカフェスペースの<TSUKIDEYA>の奥にあります。
月出工舎とは、廃校になった小学校をアートの拠点としてリノベーションした施設です。
染色工房やアーティストのための宿泊施設があり、校舎、体育館、周辺施設などにアート作品が展示されています。
ヤマドリ珈琲のマスターの小野剛(おのたけし)さんに、ヤマドリ珈琲をオープンさせるまでの話を伺ってきました。



きっかけは中房総国際芸術祭いちはらアート×ミックス2014

いちはらアート×ミックスは2014年を皮切りに3年に1回開催されている市原市主催の芸術祭です。
(途中コロナ禍で開催を1年延期)

いちはらアート×ミックス開催の陰にボランティアサポーター菜の花プレーヤーズ」の姿があります。
開催前には、アーティストの作品制作の補助を、開催中には受付やワークショップのお手伝いなどを主な活動としています。

小野さんも菜の花プレーヤーズの1人として月出工舎での作品制作に参加。
そのときにアーティストであり月出工舎のディレクターでもある岩間賢(いわまさとし)さんと出会いました。
この出会いが現在のヤマドリ珈琲のオープンに繋がっているのですね。

カフェスペースには、芸術祭などで制作された多くの作品が置かれているのも特徴です。


月出工舎で珈琲焙煎所をオープンするまで

小野さんは、菜の花プレーヤーズとして活動しているとき、休憩や昼食の時間に1人用のコーヒーミルで豆を挽いて、一緒に活動している仲間にコーヒーを振る舞っていました。
その姿がこの月出工舎に「遊・学・匠・食」をテーマにした工房を作ろうとしている岩間ディレクターの目に止まります。

小野さんのカフェオーナーとしてのデビューは、アートいちはら2018秋で月出工舎のカフェ1日店長を任されたときです。
この時はまだヤマドリ珈琲をオープンするとは夢にも思っていませんでした。

その後「焙煎機を置いたらここでコーヒー豆の焙煎をする気はありませんか?」と岩間ディレクターに声をかけられ、月出工舎に焙煎機を置いたのが2019年。
まずは焙煎した豆を取引先やインターネットを使って個人へ販売、マルシェに参加し来場者にコーヒーの提供をしていました。


ヤマドリ珈琲として営業

屋号を「ヤマドリ珈琲」としたのは2019年8月。
焙煎豆の販売、マルシェへの参加などにより、徐々に「ヤマドリ珈琲」の名前が周知され始めました。

2020年6月に月出工舎<TSUKIDEYA>でヤマドリ珈琲として営業を開始する予定でしたが、コロナ禍の影響で12月にスタートとなりました。

現在ではマルシェなどに参加しながら焙煎した豆の販売、TSUKIDEYAでのカフェ営業をしているヤマドリ珈琲さん。
カフェでのメニューはコーヒー、エスプレッソ、カフェラテ、クロモジ茶が定番としてあり、その他に季節のシロップや夏ならコーヒーフロートなどもあります。
食事はないのですが、おやつとしてクッキーやマフィンなどが用意されています。


まとめ

ヤマドリ珈琲さんは校庭に向けて大きな窓があり、とにかく気持ちの良い癒やしの場所です。
伺った日は太陽の日差しがまぶしかったのですが、そよぐ風が気持ちよく、屋外の日陰で冷たいドリンクを片手に涼を取っているお客様もいました。
市原市の避暑地、といった感じでしょうか。

テラスや校庭の木陰にテーブルを出してまったりしていると時間を忘れてしまいます。
喧騒を離れ、ヤマドリ珈琲さんの美味しいコーヒーを飲みながらくつろいでみませんか?
マルシェへの参加、カフェ営業、焙煎豆の販売などの情報は、ヤマドリ珈琲さんのSNSで確認してください。

ヤマドリ珈琲さん Facebook (https://www.facebook.com/yamadori.coffee)
ヤマドリ珈琲さん Instagram (https://www.instagram.com/yamadori_coffee/)

取材日:2023年7月22日
※記事の情報は取材当時の情報のため、最新の情報とは異なる可能性があります。ご了承ください。

ライター:ゆう


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