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2020年4月寄稿まとめ 児童文庫ホラー、ルルとララ、ゾロリの中国展開、教育系YouTuber、神之塔、村上龍、アイリスオーヤマなど

・児童文庫

monokakiの最新児童文庫事情に関する連載。ホラーの代表的な作品を取り上げました。怪談とデスゲーム/サバイバルものが二大人気ジャンルですが、叙述に仕掛けのあるショートショートのホラーが新しい潮流としてあります。

・読みもの

https://www.shinbunka.co.jp/rensai/kodomonohon/kodomonohon13.htm

あんびるやすこ先生の『ルルとララ』について岩崎書店の担当編集者に取材しました。母子ともに愛される作品づくりの徹底がすごい。うちの息子も好きで読み聞かせすると「お菓子作りたい!」と言います。

休校中の小学生向けに勉強の動機付けになる読みものを何点か紹介しました。

https://president.jp/articles/-/33943

2010年代に爆発的にヒットし、今も読まれ続けている、学研プラスの『一期一会』(マインドウェイブの文具から生まれた読みもの)について取材しました。毎度のことながらプレジデントは記事タイトルがひどい(私が付けているわけではない)。

https://amp.review/2020/04/28/chinese-childrens-book-market/

ポプラ社の中国法人(蒲蒲蘭)による読みもの(『ゾロリ』)の展開について取材しました。日本市場と好まれるものが違うしマーケティング手法も違うのが興味深く、また、難しいところでもあります。

・学習まんが

https://news.yahoo.co.jp/byline/iidaichishi/20200420-00174316/

サバイバルがアニメ化するので紹介記事を書きました。


・キッズアニメ

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/72032

子どもの本への関心からキッズアニメの動向も気になり、深夜アニメとはビジネスモデルがどう違うのか、(特にホビー連動型以外のアニメが)なぜ増えにくいのかについて『アニメプロデューサーになろう!』でお世話になった福原Pに取材しました。キッズアニメの動向に関してこれ単発で終わらせるのではなく各所に取材して連載したいと編集部に提案しましたが「コロナの記事に追われていてそれどころではない」と却下されてしまいました。

・YouTuber

https://www.amazon.co.jp/dp/B07Z77LW2X/

「サイゾー」2020年4・5月合併号に教育系YouTuberの影響力はいかほどか、動画教育の課題は何かということについて教師、塾、学参編集者に取材しました。みなさん「一方通行の動画だけでは勉強に向かわせる動機付けが難しい」という結論でした。

https://realsound.jp/book/2020/04/post-541107.html

YouTuber本連載。YouTuber、VTuberによる生物図鑑が流行り?なのかいくつも出ています。対象年齢はいわゆる図鑑の読書より高めに設定されていますが。

・マンガ

https://realsound.jp/book/2020/04/post-545333.html

絵描きマンガが流行る背景について考察してほしいというオーダーを受けて書きました。

https://realsound.jp/book/2020/04/post-536472.html

今呼んでも新鮮な表現に満ちた国産ウェブトゥーンがもう一度読めるようになったので改めて紹介記事を書きました。

https://tokyo.whatsin.jp/593534

祝アニメ化ということで『神之塔』、祝ドラマ化ということで『ルーガル』(ドラマの表記は『ルガール』)、それからSFの賞を受賞した『蚊取り戦争』を取り上げました。

・アニメ

https://news.yahoo.co.jp/byline/iidaichishi/20200422-00174601/

『攻殻機動隊 SAC_2045』について書きました。

・読書術

https://realsound.jp/book/2020/04/post-540914.html

積読に関する本邦初?の本を刊行した永田希氏にインタビューしました。永田氏と知り合ったのはもう15年以上前ですが、初めて聞く話も多く、不思議な気持ちになりました。

・文学

https://realsound.jp/book/2020/04/post-538701.html

村上龍が自身のメールマガジンJMMで連載していた小説『MISSING』はけっこう変わった小説になっていますが、それはメルマガ連載だったからであり、何周かしてメルマガ小説にはむしろ今っぽいところがあるのでは? という話を書きました。

・一般文芸

https://realsound.jp/book/2020/04/post-536397.html

月間ベストセラー時評で東野圭吾の新刊を取り上げました。

https://www.excite.co.jp/news/article/Cyzo_238159/

百田尚樹がコロナ対応をめぐって安倍政権批判を開始したことをどう捉えるかについて『百尚樹をぜんぶ読む』著者のひとり藤田直哉氏に聞きました。

https://news.yahoo.co.jp/byline/iidaichishi/20200407-00171982/

https://news.yahoo.co.jp/byline/iidaichishi/20200407-00172033/

本屋大賞受賞作について書きました。本屋大賞は毎年さすがという作品が選ばれるなと今年も実感しました。

・ウェブ小説

https://news.yahoo.co.jp/byline/iidaichishi/20200423-00174763/

『八男って、それはないでしょう!』のようななろうの超長編作品を読んでいて感じることについて書きました。

・ビジネス

https://realsound.jp/book/2020/04/post-535414.html

オイルショックでの手ひどい失敗体験から、危機に備える、危機に強い、危機のときこそ人助けをする体制をつくってきたアイリスオーヤマについて書きました。

https://president.jp/articles/-/34351

大学院時代にHRMのクラスを受講したことのある安永雄玄(安永雄彦)先生が築地本願寺の宗務長として活躍されており、改めてお話うかがいました。

https://amp.review/2020/04/17/pop-music/

宇野惟正、田中宗一郎『2010s』を主にビジネス視点から書評しました。日本の洋楽ビジネスの変容がなぜ起こったのかという話が非常におもしろかったです。

・ポップカルチャー、サブカルチャー

https://news.yahoo.co.jp/byline/iidaichishi/20200409-00172204/

レンタルなんもしない人について書きました。

https://realsound.jp/book/2020/04/post-543980.html

『アメリカン・セレブリティーズ』刊行に合わせて辰巳JUNK氏にインタビューしました。下世話なゴシップや炎上がポリティカルなことや社会的なトレンドと表裏一体というアメリカセレブのおもしろさがよくわかります。


・総括

4月は25本記事が世に出ました。といっても3月中にすでに書き終えて各編集部に送っていたものも少なくなく、来月はぐんと減ると思います。コロナの影響で取材は基本Zoomか電話になり、コロナ関連記事以外は企画が通らなかったり、あとまわしにされたり、新規企画は受け付けられないと言ってきた編集部もありました。保育園が休園になって子どもはずっと家にいるため、妻と交替で面倒を見ており、仕事ができる時間は実質半分くらいになっています。5月になって劇的に元通りになるとも思えず、仕事の選び方、仕事のしかたを妻ともどもいろいろ考える月でした。仕事がまったくなくなってしまった方も少なくないなか、多少なりとも収入を得る方法があるという意味では恵まれているほうだと思っていますが、しかし、自分の直近の過去との比較でいえば、現状もこの先の見通しも厳しいなと感じています。

こうして記事をたくさん書くようになったのは今年に入ってからですが、早くもスタイルを変えないといけないようです。

そんなふうにいろいろと思うところあって、コロナが少し落ち着いたら引っ越しをし、やる仕事を変えていこうと考えています。

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