といったニュースをヤフーニュースで偶に見かけたりしませんか？

実際にハイリスク商品だという事を理解すべきだと思います。上記の様なニュースで被害に合う方々というのは残念ながらそのリスクを認識していなかった方々となり、おそらくは今回被害に合わなかったとしても別の何かで被害にあったのではないかと勝手に想像します。

何故、ゴッドフリーはハイリスクだと思うのか？

いや、実は自分も以前ジムに通った事があるんですけどね。ああ、あとヘアサロン。この二つの特徴

１）当然、サービス享受期間が長い程、割引率が高くなる
月額＞プリペイド＞四半期＞半年＞年間＞3年間

２）使い切る事は無い

３）使い切る事はなくても段々利用しなくなる

４）潰れる
勝手な感覚だと２０～３０％の店は3年後には潰れている

され突然だけれども、エステサロン側からすると巧みな勧誘で集めたこの利用券なのか、会員費なのだかは会計上どこに計上されるのか？

”わ～い、今日新規にお客さんが1年間の会員サービスに加入してくれたわ！今月の売り上げ50万円ゲット！”

とはならないである

会計上では”前受け金”（Unearned Revenue)という科目になり、

実は会計科目上は負債に計上される

”会計をかじった人からすると当たり前の話だが、会計を齧ったことが無い人からすればちょっと意外だったりする

しかし、負債というのも実はしっくりくる

何故なら”50万円貰ったけど、その対価のサービスはまだ提供されていないのだから”つまり、対価としての義務が未だ果たされていない状態なのである。
（入金されまだ初回のサービスも利用されていない時点の話だという事は補足しておこう）

つまり美容サロンからすると入会者が増えるとは

則ち”負債が膨れ上がる”（＝消費者に対して）

とも言えるのではないだろうか？

さてそんなに金を搔き集めて美容サロン（面倒くさいので美容サロンと仮定しておく）は一体何をしたいのだろうか？

そういえば以前、どこかの記事でスターバックスのデポジットの話を聞いた事がある。調べてみた。
じゃっかん古い記事で恐縮だ

この記事によれば、スターバックスのあのプリペイド、デポジットは2016年の時点で約1300億円の残高があったとのこと！

※因みにデポジットにするとポイントがたまるのが加速するので私も少額デポジットを入れて利用している

スターバックスはこの残高を利用して、出店規模を拡大させているといった記事を見かけた事がある。
この1300億円はまさしく、無利子の最強資金枠と言えるのではないだろうか？

つまり、美容サロンが集めた金をオーナーどうつかうかは凡そ以下のパターンが考えられる

1. ど派手に大盤振る舞い
   （車買ったり、バーキンかったり、家買ったり）
   

2. 目指せ全国展開
   

3. 目指せ五つ星ホテル内への出店
   

4. 高額機器導入

5. 前受け金＝借金なのだから予定収入として銀行にしっかり保管
   ※お金を銀行に眠らせるだけについて回した方が良いのかは経営者で意見が分かれるだろうけれども

とりあえず５を選択するオーナーは皆無だろう

会社が倒産するという事は結局１～４に帰着できると思う

もうお分かり頂けたであろう

そもそも年間契約の方が安くなるといううたい文句というのは

そもそも年間契約が基準価格であって
（１回利用料金とか月間利用料金が基準価格ではない）

契約期間が短ければ短い程高くなるのである

年間契約と月間契約、単発利用価格との差が大きければ大きい程、良からぬ事を企んでいる可能性は高くなると見るべきだ

（酷いところだと、そもそも年間契約にした場合の平均利用料だとどう考えても採算割れと思えるような価格を設定するところもある）

なので私が現在利用している理容院については、年会費という形をとっている。コストコ方式で、別にデポジットになる訳でもなく、年会費約2000円を払えば１年間会員価格で利用できるというスタイル

2000円だから利用者側としても払えるし、店側は客に2000円払わせて会員として囲う事が出来てお互いWINWIN

そもそも実力があればデポジットでお客に高額商品を売りつけなくても常連客はつくのである

さあ、あなたはそれでも英会話でも、ジムでも、美容でもローンを組んで数十万を払いますか？