2023年3月26日
私が上京して部屋にたった1人になった日です。

時の流れはあっという間で、今日で私が上京してちょうど1年になります。あんまり振り返りすぎても仕方ないとは思うのですが、当時のことを振り返るとどうしても、しみじみしてしまいます。

あの頃の私は、それまでやったことのないことをやるように求められることが多い状況にありました。何も分からずライフラインを繋げるための電話をしたり、通帳を作りに行ったり。何をするにも不安がついてきたし、自分の無知さを実感して上京することに怖さを感じていました。初めて東京で1人になる日の朝、親が部屋から去るときは涙が止まりませんでした。「もう無理だと思ったら全部捨てて帰ってこい」という親の言葉と、これまでの自分の努力してきた日々を心の支えに、当時はひたすら気を張って過ごしていました。良くも悪くも、ひとり暮らしらしくないきっちりした生活を送っていたと思います。

そんな私が、今となっては色々なところに出掛けられるようになって、友達ともたくさん遊ぶようになりました。部屋のことも大概のことはできるようになったし、掃除も洗濯も当たり前のようにこなせるようになりました。1年間、我ながらよく踏ん張ったと思います。新しい環境に慣れることが人の何倍も遅い私にしては、本当によく頑張りました。

良くも悪くも真面目だった当時と比べて、今では肩の力が抜けた、緩いひとり暮らしができるようになりました。家族を始めとしたたくさんの人の支えによって、ここまで変われたし東京での生活を楽しめるようになったと思っています。感謝の気持ちでいっぱいです。

あと3年しか東京には居られないかもしれないからこそ、これからも緩く、そして気楽に、1人での暮らしを楽しんでいきたいです。そして1年後のこの日、またしみじみと1年を振り返っていられたらいいなと思います。

私はあの大学とあの部屋が好きです。
私が私らしくいられる居場所があるから。