高齢医療の現状について ~社会保障の仕組みも解説!~

今日の記事(?)、1/14の日経1面の医療費!


今ちょうど社会保障制度の授業をとっているので、そこらへんのことも少し話せたらな!と。

①社会保障とは


社会保障とは「国民の生存権の確保を目的とする国家的保障。日本では社会保険・生活保護・社会福祉事業・公衆衛生を主な内容として、失業・労働災害・病気・死亡などの事態に備える。」(from 広辞苑) 

であり、大きく分けると社会保険公的扶助に、
さらに社会保険は、(広辞苑によると、)日本では健康保険・国民健康保険・労災保険・雇用保険・各種年金制度などがこれに当たります。
この中の医療保険というのが、今日のトピックです!


②そもそも保険ってなんだ。


保険とは、ざっくりいうと、さまざまな原因で、身体、財産に損害を負ったときに、その損害を補填し、不測の損害による再起不能を回避するためのシステムです。
これは提供者が民間か、国(または地方公共団体)か、により、民間保険、公的保険て言われたりします。「財政難だ〜」っていつもニュースを騒がせているのは公的保険の方!
民間保険は、たとえば、AfracなどCMで見かけますね。でもねみなさん、誰も言ってくれなくて、僕ももっと早く知りたかったんですけど、日本は「国民皆保険、皆年金?」という方針なので、みんな生命保険ついてるんですよ!(保険料払ってれば。)
ちなみに民間のメリット、デメリットは、、
メリットとしては、掛け金を多く払っとけば、たくさんの保険金が入手できることがある。
デメリットとしては、保険会社が、契約として提示する保険料のうち、儲け幅をどれだけ持っているかを、(市場の価格メカニズムが働きにくい規制業種による寡占だから)知ることができず、払わせられる。免責事項を注意深く読まないと、多くの人が同時に損害を被るときに発生した被害などが(大地震、大津波)補填対象外のことがある、そして、情報の非対称性があるので、病気になりにくい、リスクの低い人だけを顧客にすることもできなくはない、、。
こんな感じです!デメリットだけ読むと、国民のライフラインを確保するために、民間保険が必ずしもうまく機能するわけではないことがわかります!だから公的年金がある!(国が保険を制度として持たないといけない。)

③医療保険の仕組み〜

医療報酬ってなんでしょうか。これは、病院が、患者に対して行った治療に対して、病院側が受け取るお金のことです。領収書をよく見るとわかると思いますが、診療行為ごとに点数が決まってて(たしか1点10円)、その点数を集計して、病院に払う金額が決定します。
といっても、実は窓口では、私たちは(保険証を提示する限りにおいて、)上の金額の3割しか払わなくても良いことになっています。(後期高齢者は窓口負担が1割になっていますが、現在、全世代型社会保障検討会議において、所得、資産のある人はあるライン以上は2割負担にしよう、という議論が進んでいるのが報道されています。) 残りの7割は、私たちが月々納めている(僕は今被扶養者なので納めてないですが、)保険料(納めている、というか、法律によって給与所得の中か天引きされています)と、その他の税財源から負担されています。ここで、保険料とは、社会保険のために国に納めているお金で、税金は、(特に用途を定めない形で政府が公共福祉の精神に則り円滑に業務を行えるように)納めているお金です。

本当は、大企業って医療保険の面でいかにすごいか、今後医療財源はどうなっていくのか、の考察ものっけたかったのですが、時間がないので、次行きます。

④待ってました、今日の記事の趣旨!

今日の記事の主旨は、高齢化に伴ってだんだん医療費が増大している、ってことですね、ていうか、記事わかりにくい!
見出しが、「単価」に言及しているから、受診者数云々の話じゃなくて、一回当たりの医療報酬の話かと思ったじゃん! 人口当たりで割ったうえでの単価なので、単純な総額増加ですね、ミスリードも甚だしい!!怒

あと病床数の話もあがっていますね、「病床数が多いと単価が高くなる。」
言い換えましょう、「病床数が多いと、医療報酬が高くなる。」
もう少し踏み込みましょう、「病床数が多いのにベッドが余るのは病院経営上(機会費用発生で)ロスだから、不要な入院患者を増やして、点数を稼いで、しっかり医療報酬をもらおうとする病院と、なるべく医療費を抑えたい国、地方自治体とインセンティブのねじれが生じている!」

いかがでしたか?(一回言ってみたかった笑)
もっと日経さんにも踏み込んでバーンって書いてほしいですよね(笑)
テスト期間中なんだからブログ書いてないで勉強しろよ、なんて言わないでくださいね笑
きちんと教科書見直して、参考資料と授業で聞いたことまとめたので、正確性は担保されてるし、一種のテスト勉強ですので!笑

なんか案外、自分が勉強してること、してたことって需要あるんだなとびっくり。これからも配信頑張りますので、応援よろしくお願いします!



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