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シェール100ですよ

最初にお断りしておきますがただの私的な備忘録です。

2022,12,17
その日の天気予報が気になって仕方がなかった。その10日前くらいから日に何度も天気アプリを見直していた。もちろん好天を期待して…。最初に現れ始めたときは晴天だった。でも、残念ながら日を追うごとに悪化し、降水確率は高まる一方で、ついには霙マークが現れるまでになってしまった。

その日はシェール100の開催日。
シェール100は、六甲山系にある摩耶山(標高702m)と鍋蓋山(同486m)、それに菊水山(同458m)のピークを踏みながら1周32.5㌔、累積標高1650mのコースを5周するっていうイベントだ。
やってる自分が言うのもなんだけど、草度数100で、主催者からの手厚いサポートがあるわけでもないので、コース難易度と相まってまあまあキツい。
そんなのをまじめに完走を目指す友人達が集まって、第4回目のシェール100が始まった。

集まってくれた方々の顔ぶれはこんな感じ。
◇九州から
石川さんと一也。
◇関東から
きーちゃん、ゾノくん、マサカズさん、じんさん。
◇関西から
出口くん、吉田さん、坂本さん、穂高くん、竹下くん、まっつん。
◇招待枠(言ってみたいだけ)
なるみちゃん。

その他にも、ペーサーと応援の方が多数。みなさん参加してくれてありがとう。
ベースに来てくれたみなさんにはシェール缶バッチを差し上げました。

前夜祭は愛して止まない二宮の全州へ。

あいかわらずうまい

早めに切り上げたはずが、気が付いたら場所を変えながら23時まで飲んでしまった。シェールってそういうもんだろ。

当日は7時に連翼亭で集合。
曇天で予報は最悪。翌日は晴れ予報ながらくっそ寒くなるのがわかりきっている。これから苦行が待っているのに、集まってくれたみんなはなんだかとても楽しそう。
簡単にブリーフィングを済ませて、15分後にスタート。

#ANDO_  提供いただきました。

【1周目】
毎回、1周目はコース案内をしているんだけど、今回参加してくれたみんなが強すぎてテンションがあがってしまったのか、ペースが自然と早めに。後で速すぎるって言われたけど、クレームは受け付けませんよ。
予報通りに序盤から小雨が降り始めた。気温も低い。六甲おろしも吹いている。それでも、みんな楽しそう。

【2周目】
天気予報的には最悪な時間帯。
みんな覚悟して摩耶山を上って行ったら、上は強風と雪、いわゆる吹雪だったらしい。サポート側でよかったと、本気でそう思った。

サポート側(私は飲んでない)

それでもみんな笑いながらベースに帰って来てくれた(きっと頭おかしい)。
ただひとり、足が痛いから止めたいと言っていた人がいたけど、そんな簡単には止めさせませんよ。みんなで説得に当たる。で、無事コース復帰。石川さんw

【3周目】
夜パート。幸い雨は降り止んだ。
先に言い訳をするけど、サポート側も寒さと戦っていた。戦いに打ち勝つには、アルコールに頼るしかなかったんだ…。
そんな僕たちに鉄槌が下り、コース上のメンバーのトラブルで緊急出動することに。
コース前半分を逆走しながらトラブル対応に向い、そのままひとり逆走を続けてメンバーを応援していたら、これってRDっぽいな、と、自分に酔った。摩耶山を裏側から標高を上げていくと、みんなが言っていた通りにコース上には雪が積もっていた。雪国出身の僕の手は勝手に雪だるまを作り始めていた。出来上がったそれを応援の意味を込めて歩道に置いてきた。伝わったかな。
逆走を終えてベースに戻り、みんなを迎えていると、胃の調子が…とか、心が折れた…とか言って、救護室(RD自宅)に向かう人がちらほら。じんさん、マサカズさん、1時間だけだからね、と釘を刺したけど、残念ながら(予想通り)復帰ならず。

手書きのDNFキャップ(非売品)

【4周目】
みんなすごい。やめる気配はゼロ。
この周回に入るときはみんながみんな楽しそうな顔をしていて、完走を信じて疑っていない、そんな表情をしていた。が、これは錯覚だった。
コース上の一也が低体温で動けないと一報が入った。市街地からすぐのところではあるけどそれなりに高い山に挟まれたところなので携帯もつながらないところが多いし、車のアクセスも難しい。一緒に進んでいた石川さんがだましだまし一也を歩かせてくれて、その後、緊急出動したサポートの車で回収し、なんとか事無きを得た。
一也、ウェアがペラペラだったな。反省な。

【5周目】
ここまで来たらやるしかないよね。
完走を確信して出て行くみんなの姿を見ていたら、吉田さんと坂本さん、それぞれペーサーを2人付けて合計6人の大所帯になっていた。ずるいな。でも、そういうの大好きです。
どうせ草なんだから、ゆるくてもいいところはとことんゆるくして、でも、本気で完走を目指すのが良いかななんて思っているので、ペーサーは1周目からでも、周回毎にチェンジでも、複数でもOKにしている。
ちなみにうっかり槍をスルーしたら完走は認めませんよ。

【ゴール】
トップはなるみちゃん。さすが。
他のみんなをことごとく周回遅れにしてあっさり29時間とちょっとで走りきってくれた。来てくれてほんとにありがとう。
竹下くんと穂高くん。
最後は一緒にゴール。強くて速かったね。穂高くんが自分にプレッシャーをかけるために作った手書きの完走Tシャツ。最高だったよ。ルートマップに槍がないのが気になったけど。竹下くんの顔がスタートと変わってないのがすごいわ。聞いたら二人とも初マイル。🍒卒おめでとう。
きーちゃんとゾノくん。
よく知っている二人のことだから完走は最初から確信してたけど、余裕感がすごいな。まさかこれほどとは。きーちゃんは足裏縦線祭り回のリベンジ成功ってことでw おめでとう。
出口くん。
初マイル完走。🍒卒おめでとう。筆おろしがこんな草でごめんねw ユキエモンと洋平さんと一緒に5周目を走るなんて、絶対最高だよね。祝杯は飲み過ぎないでね。
石川さん。
泣きが入ったのは参加者で一番最初だったけど、最後は亀さんの鬼引きに耐えて完走。亀さんすげぇ速くてたまに見えなくなるんすよ、って後で言ってたけど、やっぱりクレームは受け付けませんよ。あ、みなさんよかったらポッドキャスト聴いてください。#7trailsラジオ練 
吉田さんと坂本さん。
周回毎にお仲間が入れ替わり立ち替わりw 最初から最後まで賑やかで、おかげでベースの雰囲気もよくなって、盛り上って助かりました。ありがとう。
最後はまっつん。
まっつんのゴールはもう感動しかない。
順位付けするようなことじゃないけど、私にとってクライマックスだった。ベースはもう撤収していたので、ibuki端末を持ってもらってずっと追っていた(ポッドキャストの収録しながら)。最後の市街地コース上で、のんちゃんと走ってる姿を見た瞬間泣きそうになった…けど、涙は堪えるタイプなんで…。
ほんとはゴール後に風呂でも入って、ゆっくりビールを飲みながら話をしたかったけど、それは近いうちにどんがめでね。ほんとにおめでとう。

DNFのあんぽんたん
一也、じんさん、マサカズさん、DNF組で食べに行ったもっこすラーメンはうまかったか?しょっぱく感じただろ。

もっこす(チャーシューは赤身)


主催仲間の塚田さんにうねちゃん。近いうちに打ち上げしようね。
そして…サポートしてくれたご近所の山口さん、コース案内やマーシャル的な役割で走ってくれたトモジロウさん、東京からわざわざサポートで駆け付けてくれて、急遽ペーサーを引き受けてくれた亀さん、ベースでいろいろやってくれたユキエモン、スペシャルサンクスです。感謝しかないです。

そんなこんなでシェールが終わった。
今回も楽しかったな。
すべては参加してくれたみなさんのおかげです。
みなさんありがとうございました。

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