見出し画像

坂本龍一+高谷史郎の「作品」を体感しに京都新聞の地下に行く/一日一微発見411

AMBIENT KYOTOに出品されている坂本龍一+高谷史郎「async-immersion 2023」を体感したくて、京都新聞ビルの地下へ行った。

坂本さんが3月に亡くなって、いつかその日が来るのはわかっていたが、亡くなったことはわかっていても、僕が生きている間は、坂本さんは死んでいるはずもない。ちょっと会っていないだけだ。

だから追悼の原稿依頼などのお話をもらっても即、お断りしていた。それに『skmt』という本において、僕が坂本さんについて文字にすべきことは、その時してしまったという敬虔な気持ちも強かった。
「追悼」ということは僕にとっては簡単ではない。まあ、あわてず。まだ時間はかかるだろう。
だから、今までのように、坂本さんの作品に対面するとどんなことを考えるだろうかと思って、京都新聞の地下に行ったのだ。

ここから先は

2,016字

応援よろしくね~