『最新作 男はつらいよ 寅次郎ラッパーになる』春風亭㐂いち

<あらすじ>
寅さんお馴染みの『けっこう毛だらけ、猫廃だらけ、ケツのまわりはクソだらけ』。
もうこういった啖呵売りのままでは現代社会では集客が追い付かない。
頭を抱えていた寅さん。
さくらから満男が働きもせずネットやTVばかり見ているから注意して欲しいと。
寅次郎は注意しに満男の部屋に行くと
満男はフリースタイルダンジョンと言うラップバトル番組を見ていた。
寅次郎は注意そっちのけで一緒に満男とフリースタイルダンジョンで盛り上がりさくらから2人とも怒られる。
啖呵売りにラップを取り入れたいと思った寅次郎は満男に聞き渋谷のCLUB CAMELOTへ。
そこで寅次郎は女性ラッパーABIKO(松雪泰子)に恋に落ちる。
ABIKOは7歳の子持つシングルマザーである。
前の旦那がラッパーだった事もあり自分もラップにのめり込み時々クラブでラップを披露している。
フリースタイルバトルでどうしても優勝し息子を喜ばせたいABIKOだったが元旦那のマリーン(新田真剣佑)が優勝候補の一角を担っていた。
子育て、バイトの掛け持ちにラップと多忙を極めたABIKOはついに過労で倒れてしまう。医者からは当分は自宅療養を勧められる。それでもバトルに出ると言い張るABIKOに寅さんが替わりに俺が出ると言い。
フリースタイルバトルに出場し決勝でマリーンとラップバトルをして到底ラップとは言えないが啖呵売り言いを観客を沸かせ優勝する。
そんな寅次郎を見ていたABIKOは寅次郎の事が好きになりかけるが、クラブの片隅で寅次郎に負けて項垂れてるマリーンを見て、ABIKOにやっぱり家族が一番だと、マリーンとよりを戻してはと進める。
ABIKOは複雑な顔を見せるが小さく頷き息子を手に取りマリーンの元へ歩いてく。
ABIKOの後ろ姿を見ながら後悔した顔をするが、後ろから寅次郎を呼び一緒に酒を飲もうと若者に誘われその輪の中に入って行く。

<感想>
まずラップを舐めるなと言いたい。
いくら今流行っているからといってなんでもかんでも取り入れるというのはよくない。
ABIKO役の女優はもっと吟味しても良かったんじゃないか?
松雪泰子のギャルメイクは少しきついものがあった。松雪泰子って久々。
それともう少し松雪泰子にはラップを練習して欲しかった。下手すぎ。
松雪泰子って、、、、
ストーリーのパターンとしてはもうお馴染みだ。
こういう感じで続けていくなら映画という媒体じゃないくて連ドラでやっていけばいいんじゃないだろうか?
さくら杖ついてたな。腰もあんなに曲がってたし。
私的には5段階評価1,5点です。
あまりオススメはしません。
山田洋次はもう老いた。
ただ寅さんのラップはなかなか良かった。
ああいうラッパーがいてもいい。
あの寅さん役の人は一体誰だったんだろう?
すごい渥美清に似てた。

2020.3.7

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