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「苔の回廊」の行き方 (How to get to The Moss Corridor)

北海道の支笏湖近くにある「苔の回廊」に行ってきました。現実離れした神秘的な光景に出会えるので、是非、訪れていただきたいのですが、案内板がなくて入口が分かりづらいです。多数の写真とともに記録を残しておきますので、訪問時の参考にしてください。
訪問日:2022年5月20日

必携品

・熊よけの鈴
 ※ 大事なことなので、先頭に書きました。

最初に買った熊よけの鈴は、格安でカウベルのようにコロコロと音がするものでしたが、買い替えたこれはとても澄んだきれいな音がします。また、消音機能が付いているので、荷物の中でチリンチリンと鳴ることがありません。ちょっとお高いですが、最初からこちらを買うのをお勧めします。

・スマホ
 トラブル時の連絡用 ∵あまり人がいません。
 電波は届きます。
 (au回線のみ確認。一番奥がどうだったか自信なし)


どこにある?

支笏湖のほぼ東端南側。
新千歳空港のほぼ真西で、苔の回廊の最寄り駐車場まで車で40分もかかりません。
札幌市内からは車で1時間20分くらいかかってしまうので、新千歳空港発着で札幌市内滞在の方が、ここを訪問するために市内から往復するのは効率が悪いです。現地での所要時間は2時間も見ておけば十分です。アップダウンなし、距離も短いので、ぶれることはありません。新千歳空港到着日、または、出発日に立ち寄ることをお勧めします。

駐車場

苔の回廊に駐車場はありません。
モラップキャンプ場の「モラップ第一駐車場」が最寄りですので、ナビの目的地にしてください。駐車場の奥にトイレがありますので、寄ってから出発しましょう。

駐車場は少し離れています。

湖に沿って入口へ

駐車場から苔の回廊の入口まで1.3kmほど離れているので、歩いて20分ほどかかります。
駐車場を出発したら支笏湖を右に見ながら、国道453号を西(地図の左方向)へ。国道に歩道はありませんが、一部、国道と支笏湖の間に遊歩道が整備されていて、鹿が出迎えてくれることもあります。

支笏湖
「死骨湖」が名前の由来と言う説も…
遊歩道
かわいい鹿(多分)が、出迎えてくれました。
まさに死骨湖…。合掌

入口は紋別橋(唯一の難所)

紋別橋を渡ったらガードレールの隙間を左(湖と反対側)へ下りていきます。看板も何もないので事前に調べないとたどり着くのは困難。ここが苔の回廊へ至るルートの中で唯一の難所(?)です。
以後の写真のキャプションに撮影時刻を入れましたので、参考にしてください。行きは写真をたくさん撮りながら進んでいますので、かなりゆっくりです。

紋別橋を渡ったら左へ (10:09)

橋に「楓沢」と書いてありますが、涸れ沢です。これを上っていくと苔の回廊にたどり着けます。

この隙間から下ります。(10:10)

苔の回廊へ

倒木を乗り越えたり、くぐったりしながら先へ進みます。最初は道幅が広いですが、徐々に狭く、暗くなっていきます。

やたらと倒木があります。(10:16)
徐々に緑色のマトリックス調になってきます。(10:26)
なんとも神秘的でたまりません。(10:37)
(死角から熊が出てきそう…)
苔のアップ。触ってみるとふかふかでした。
これも乗り越えて進みました。(10:38)
5月20日でしたが、残雪がありました。(10:39)
まだ先へ進めそうでしたが、ここで折り返しました。

数百枚の写真を撮りましたが、ご紹介はここまで。あとは、ご自身の目でご覧になってください。

紋別橋を下から見上げたところ。(11:01)
帰りはあまり写真を撮らなかったので、折り返しから20数分で着きました。
駐車場へ戻るには、湖沿いに左へ。(11:22)

駐車場を出てから帰ってくるまで、人に一人も会いませんでした。

「苔の洞門」は閉鎖中

苔の回廊の6kmほど西に「苔の洞門」もあるのですが、崩落の危険があるとのことで閉鎖中です。(2022年9月現在)

さいごに

入口さえ分かれば、他に迷うポイントはありません。
熊に気を付けて、苔の回廊を堪能してきてください。
読者のみなさんが好天に恵まれ、安全な旅ができますように。

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