一葉

歴史・文学・日本刀。日本美術史専攻・地方自治体の歴史書編纂経験あり。本業と副業でライタ…

一葉

歴史・文学・日本刀。日本美術史専攻・地方自治体の歴史書編纂経験あり。本業と副業でライターしてます。noteでは好きな本や趣味、歴史についてまったり書けたらなと思います。 ↓記事を掲載させて頂いておりますhttps://watsunagi.jp/author/ichiyo/

最近の記事

東福寺展&北野天満宮の宝物殿にて髭切見学をレポート

JR東海の懐かしきキャッチコピー、「そうだ、京都行こう」は長く我々の心に刻まれている言葉です。春は桜を愛でるため京都へ🌸夏の盛りだって京都へ🍧そして秋になれば紅葉を観に京都へ🍁もちろん底冷えの冬だって京都❄ つまり何を伝えたいのかと言いますと、秋になるとふらっと京都に行きたくなるのは最早、日本人の性なのです。そう思いませんか? 11月、最初の連休に京都へ行って来ました。今回は東福寺展のために京都国立博物館と、北野天満宮の「宝物殿特別公開 -歴史と美、刀剣物語-」に合わせて

    • 東京国立博物館の「国宝展」を観て ~作品解説&鑑賞ポイント~

      2022年10月18日より開催された 「東京国立博物館」(以下、トーハク)の特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」 「国宝展」と通称される展示についての感想になります。 なんと言いましても今更感…そして後出し感が半端ないです。noteの存在を数年忘れていたためですが、思い出した今が書き時と感じ書かせていただくことにしました。 国宝展は、トーハク開館150周年を記念した事業となり所蔵している全89件の国宝を蔵出ししてくれる、とんでもなく贅沢な展示です。歴史や美術の教科書に

      • 日本の伝統文化「聞香」体験をしてみて

        徳川美術館さんで開催された「聞香体験講座」に行って参りました。 場所は徳川美術館内にある大正時代に建てられた「餘芳軒」というお茶室で、文化財にも指定されています。 はて、聞香(もんこう)とはなんぞや? 聞き慣れない言葉ですが、「聞香」とは香りのする木「香木」を焚いて、その香りの違いを古典の和歌や故事、そこから想像できる情景を考えたりする芸道のこと。 また香道では、香りを「嗅ぐ」とは言わず「聞く」と表現します。 なんだか雅ですね。 ■お香のはじまりそんなお香の起源

        • ライターとは…船乗りのことである

          「ライターって記事を書くとき、文章とか文字が湧いてきたり降ってきたりするものなの?」 と、質問されることが多々あります。 これはライターに限らず、小説家や研究者、物書きを職業とする人全般に寄せられる疑問かもしれません。もしかすると限られた天才のみ、こうした能力を持つ人もいるのかな?という感じです。 しかし残念ながら私はごくごく平凡な能力値しか持たないため、この質問にははっきり「NO」とお答えしています。 文章も文字も、湧いてきませんし降ってもきません。なんなら自分から

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        • 日本の伝統文化「聞香」体験をしてみて

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          WEBライターまでのあゆみ

          ここでは一個人の超個人的な、WEBライターまでの道程が書かれているだけです。「月に○万円稼ごう!」とか「PV数を伸ばすぞ」ということを目指している方は方向性が少し違うかもしれません。 ましてや、 WEBライターのなり方 WEBライターの仕事内容 売上方法 SEOとは ライティング方法 税金対策 などは記載しておりません。 あくまで書き手となる私の体験談があるだけです。 ■自治体史の編さんに携わる 私の社会人としてはじめての職場になります。 「自治体史」って

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          ロンドン・ナショナル・ギャラリー展を観て西洋絵画について考えてみた

          大阪の国立国際美術館へ「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」を観に行って参りました。 こちらの巡回展は、イギリスのロンドンにあるロンドン・ナショナル・ギャラリーという美術館に展示されている作品です。同美術館には、2300万点にも及ぶ西洋絵画が集められており、ゴッホやフェルメール、レンブラント、モネ、ルノワールなどの誰もが知る画家達の絵を一挙に見ることができます。 本来、国外への貸し出しはほとんど行われることはないそうで、貴重な機会だと思い見学して参りました。 多くの方が

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          読書好き&文字書きを作る教育方法

          読書好きだから文字書きになる、というのはあまりにも短絡的な思考のように思うかもしれません。 私も実にそう思います。関連性はないのですが、私の場合は大きく関わりのある出来事でした。 ここでは私の幼少期の本や文字との関わり方と、両親の教育方法についてをご紹介します。 1.最初の読書 私が私だと記憶できている頃、つまり物心ついたときにはすでに読書をしていました。 およそ幼稚園の年少くらいの記憶になります。 私の家は、漫画や小説などの本がかなり多い家庭だったんです。そうし

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          歌川広重の絵が日本人の心に響く理由

          歌川広重の目が見ていた世界は、現代の私達にも通じる世界だ、と私は感じたことがあります。 日本史を習った人たちの中で、歌川広重を知らない人はほとんどいないでしょう。それくらい浮世絵師では超がつくほどの有名人。 歌川広重は、江戸時代後期頃の浮世絵師で、各地の風景を気品と詩情溢れる眼差しで表現した人です。「東海道五十三次」や「江戸名所百景」などの作品が有名。 1.私と広重の出会い最初の出会いは、歌川広重の代名詞でもある「東海道五十三次」のカードがなぜか自宅に大量にあり、それを

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          歌人「石川啄木」と親友「金田一京助」との関係について

          明治時代に活躍した歌人・石川啄木には、唯一無二の親友である金田一京助という人がいました。ここでは、石川啄木と金田一京助の関係についてご紹介したいと思います。 石川啄木とは石川啄木は岩手県出身の明治時代に活躍した歌人で、26歳のときに肺結核で亡くなっています。 作品数は「あこがれ」、「一握の砂」 、「悲しき玩具」の3冊。 あとは雑誌に掲載した小説など。 幼い頃から神童ともてはやされて育った彼は、小学校を一年早く入学式して一番の成績で卒業するような秀才でした。 そして中学

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          この度、noteをはじめました🎵

          改まって自分のことを書く場を作るのはとても久しぶりです。今までも無料のブログやWordpress、Twitterなどで文字を書いてはいました。 ただ、いつの間にかブログもWordpressも書かなくなっているもんですよね(笑)Twitterで語ることもありますが、如何せん140文字の制限がある中で長々と書くことは難しいものです。 そんなわけで新たに自分の好きなこと、気になることを語る場としてnoteを開設致しました!新しいことをするというのは、とても清々しい気持ちになりま

          この度、noteをはじめました🎵