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音楽の凄さ

あの頃よく聴いていた曲を聴くと、あの頃に引き戻される感覚に陥ります。
あの頃の自分が置かれていた状況、感情、どこでどんな時にどんな気持ちでそれを聴いていたかまで、思い出してしまう。
音楽にはそんな強い力があると思います。

高校時代、部活の大会前にいつも聴いていたあの曲。
自分が輝かしい活躍をしている姿を想像しながら、1人道を歩いていました。
颯爽と、自分が映画の主人公になったかの様に歩くのが楽しかったです。
なんなら人目がない時は、アイドル顔負けの表情付きというオマケまであります。思い出すのがしんどいです。

専門学生時代、うつ病寸前まで落ちていたあの頃聴いていたあの曲。
NHKのみんなのうたで流れていた、好きなバンドのとある曲です。
歌詞がトゲの様に刺さって、でもそれは痛くなくて、鎮痛剤みたいに少しずつ心の痛みが麻痺していくような感覚になりました。
夢か現実かわからなくなるくらい精神が枯れていた私にそっと寄り添って、歌うボーカルの声が優しくて、泣きました。

ケーキ屋販売員時代、家族に会いたくてたまらなくなったあの曲もあります。
映画の主題歌で、心に直接届く歌詞と歌声が、私の感情をとにかく揺さぶりました。
泣きながら、私も一緒に歌いながら、ひとり暮らしの部屋に掃除機をかけた思い出があります。ホームシック…!

そういうのないですか。
私は人の、そういったエピソード込みで、音楽をお勧めされてみたいです。
なんだかその人そのものみたいで、重みがあって、よいです。
病んだら絶対聴く曲、メイクする時にテンション上げたい時に聞く曲、自分にとにかく酔いたい時に聴く曲、そんなのも聞きたい。
一時期それしか聴いてなかったわ!みたいな、大変お世話になった曲もあります。
眠れない夜にそばに置いておきたい曲、今の自分をまるっと歌にしたんか、というくらい刺さる曲もあります。
何が言いたいかというと、音楽っていいですよね。

なきごと、というバンドが好きです。
ポルカドットスティングレイの雫さんの声も大好きです。
最近はライブというものに行けていないけど、魂の叫びみたいなものに直接触れられる気がして、やっぱりまた行きたいです。
耳が聞こえる、音楽が聴けるというそもそもの当たり前じゃない奇跡に感謝して、まだまだ音楽にお世話になろうと思います。おやすみなさい!

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