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麗かについて


こんにちは。ictmと申します。

「麗か」は、気持ちを少しだけ上向きにしてくれる季語で
私はこの季語を見ると、ハミングしたい気分になるのです。

今回は、角川学芸出版編『俳句歳時記第五版春』
角川学芸出版、2018年
28頁以下29頁に載っている
「麗か」という季語と俳句を紹介いたします。

「なごやかな春日に万象玲瓏(れいろう)と晴れ輝くさまである。」

次に「麗か」という
季語が使われている俳句を紹介いたします。

「うららかや川を挟みて次の駅」

岩田由美が作った句です。

この句について私の推測を書きます。

作者が乗っている乗り物の窓から
川を挟んで反対側にはもう次の駅がみえているという
近い距離だけれどすごく輝いて見えたという事を
伝えたくて作ったのではないかと思いました。

最後に私が、「麗か」という季語を
使って作った句を紹介いたします。

「うららかや肉のはみ出たパンを食ふ」

この句は、何年か前の春にピクニックをした時
カツサンドのカツがパンの倍くらいの大きさだったことを
思い出して作りました。

今後も、鮮やかに瞬間を切り取っていけるようにしたいと思います。