属性ごとの妖精のアイデア一覧

とりあえず、ありがちな属性の妖精を集めたりこじつけたりしました…
アレンジ設定の部分は勝手に使っていいです。アレンジしても可。

四大精霊

  • 火:サラマンダー

トカゲの姿をした火を司る精霊。一部伝承では人の姿をしており、女性の姿をとることが多い。毒を持つとも言われる。一言:小説の描写では半人半竜でもいいかも 一部伝承では人型だし
アレンジ設定:小型の竜の姿をした火の精霊。その爪で斬られた箇所は熱と酸で爛れる。人の姿を取ることもできる。男女比は4/6ぐらい。

  • 水:ウンディーネ

麗しい姿の水を司る精霊。女性として書かれることが多い。恋愛系の作品も多いが、「水場で貶されると別れなくていけない」「浮気されても浮気相手を殺さないとそのうち消滅する」などと制限がキツく基本的に悲恋系で終わっている。
(その恋愛系作品は共通点的に考えると人魚姫の元ネタになったと思われる。…人魚ウンディーネ…アリだな…)
一言:ちなみにポープ氏の作品では優しい女性が死後転生するらしい…ああ、↑の設定まで付いてたら正直者がバカを見る世の中だよ…(多少マイルドにするとか、溶けて消滅する設定をそもそもつけないとか対策は無限大だけど…)
アレンジ設定:美しい乙女の姿を取った水の精霊。人魚のような姿になることができる。男は珍しいらしく、基本別の精霊か人間と結婚する。

  • 土:ノーム

小人の姿をした地を司る精霊。髭を生やした姿で書かれやすいからか、男性的な描写が多い。
一言:マスコットっぽくしたいならビジュアル面はマフラーを髭に見立てるとかアレンジしてもいいかも ポープ氏の手によって萌え化されなかった唯一の精霊(殴。詳しくは↓のコラムを見てください。
アレンジ設定:小人の姿をした地の精霊。髭のように見えるマフラーを身に付けている(ダークエルフ…もといドワーフはコレに倣ったという説もある)。男女の見分け方は難しく、見分けられるのは地属性に詳しいか精霊使いかどっちかだろう。

  • コラム:ポープ氏によるサラマンダーとノームの女体化と4精霊の生前の設定

「ポープの『髪盗人』では、情熱的な女は死後サラマンダーになるとされており、美しい女性の姿で登場している。 」
「ポープの詩の中では、かんしゃくや虚栄に満ちた女性は、その魂は天に昇ることのできない暗黒の霧となるために、死後にシルフになるとされた。」
「ポープの『髪盗人』では、真面目ぶって淑女ぶりたがる女は死後に醜い女の姿をしたノームへ落ちるとされる」
「ポープの『髪盗人』では、心優しい女性が死ぬとウンディーネになるとされ、ヒロインである少女ベリンダの守護精霊として登場している。 」

出典:「四大精霊」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2022年8月14日 (日) 21:51 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org

出典:「シルフ」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2022年8月14日 (日) 21:52 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org

記のネタを上に練り込ませていただきました…ごめんなさい。
ちなみにポープ氏の作品は著作権切れなので全員萌え化しちまっても問題はないしハーレム魔法使いものならアリ(殴
そういう作品じゃないなら複数個体いるって設定で性別違いも出していいんじゃない?

四大精霊以外

  • 風その2:ジン/ジーニー

アラビア辺りの伝承に語られる魔人。あのアラビアンナイトのランプの魔人。煙のようなもので出来ているらしい。
一言:風神(「ジン」)ってか…
アレンジ設定:霧の身体を持つ風の精霊の一種。シルフとの関係性は属性以外ない…という説が有力。天候を操る力はシルフより強い。

  • 火その2:イフリート

アラビア辺りの伝承に語られる魔人。ジンの一種(1個体?)。炎から生まれた。
一言:サラマンダーの上位種的なネタが多い。
アレンジ設定:火の身体を持つ炎の精霊。サラマンダーよりも火の扱いに長ける。

  • 氷:ジャックフロスト

冷気と霜を操る精霊。霜で絵を書くらしい。
一言:「フロスト」だけにしてもいいかも

アレンジ設定:氷を操る吹雪の精霊。男女比は半々。ウンディーネと近しい存在故にウンディーネと結ばれる者も多い…が、凍らないようにするためにひと工夫必要らしく、その夫婦生活はウンディーネとサラマンダーより難儀らしく。魔道具を利用したひと工夫がいる。

  • 木:ドリアード

樹木に宿る精霊。宿っている木とは運命共同体。

一言:木属性がない作品だと植物技は地属性か風属性かで意見が割れやすい気がする(殴

アレンジ設定:樹木を司る木の精霊。地属性に近しい。植物を再生させる力を持ち、また植物から得られるエネルギーで生きる。植物を再生させる力は自身の体力や生命力依存故、近場の植物を失うと死ぬ…までではないがかなりピンチ。召喚の際はエネルギー自体も別の場所から供給するため、どこで召喚しても死ぬ心配はない。

  • 光:ウィル

不思議な光で惑わせる妖精。

一言:いわゆるジャックオーランタン。妖精の仕業とされることも多いとか。

アレンジ設定:光の精霊。この世にポジティブな理由で未練を残した魂が転生することもある。ウィルの放つ光は導きにも、逆に惑わしにもなる。注意せよ。

  • 死:デュラハン

死の精霊。死期の近い人間に襲いかかる。

一言:アンデッドとされることもあるが、伝承では妖精です。

アレンジ設定:主に大半が女性の姿を取っている死の精霊。ゾンビの馬に乗り、手にした剣で魂を抜き取る。なお、ゾンビに対してはその剣で斬っても魂を抜けないらしい。これはゾンビの馬に関係しているという説がある。

ちょっとこじつけ

  • 闇:アルプ

闇夜に紛れて飛び、人々の夢の中に入りエネルギーを吸う夢魔。

一言:元はエルフと同義語らしい。

アレンジ設定:闇を操る精霊。男女比凡そ6/4。眠る者の生き血や生命力を啜り、自身の魔力をブーストする…のだが、どうやら牛乳+ナッツ類でもいいらしい。アルプの召喚者は一部の物好き以外は大体牛乳とナッツを隠し持っている。

  • 光その2:ハルダー

食事と引き換えに釜等を見守る、義理堅い妖精。
一言:やはり元はエルフと同義語らしい。
アレンジ設定:とても義理堅い光の精霊。男女比は半々。一説によるとエルフは彼らハルダーと人間の間に生まれた存在だとか。彼らの操る光は邪気を払う。さまざまな点から、騎士たちが召喚したい精霊No1を保っている。

  • 音:セイレーン

歌で人を惑わせる妖精。

一言:半ばこじつけだけど音で催眠にかけるし…

アレンジ設定:歌を聴いたものに効果をあたえる音の精霊の1種。男女比はウンディーネと同様。歌声による効果はさまざまであり、聞いているだけで生命力が失われる危険な呪いの歌も存在する。歌声を止めさせようと喉に悪い薬を焚いた者もいるが、一瞬しか効果がないどころか強大な叫びのカウンターを喰らいまるでシルフの起こした突風を食らったように吹き飛んでいったらしく、音属性で風属性の代用ができるという説が浮上しつつある。

  • 音その2:エーコー

西洋版木霊。

一言:西洋東洋問わず木の精霊が音と関係あるってすごいな…4大文明の文献漁れば根源を掴めるかも。

アレンジ設定:音の精霊の一種で、男女比はセイレーンと同じ。セイレーンほどではないが、こちらも音でさまざまな効果を引き起こす。なお、やはり喉に悪い薬による対策は無意味であり、それをした者のが原因不明の骨折を負っていることからセイレーンほどではないがポテンシャルはそれなりにあるようで、風属性の代用とは別の手段としての音属性攻撃魔法の方法も浮上しつつある。

  • 毒:エディム

病気に関したメソポタミア神話の妖。供養されなかった者の魂が変じる。

一言:毒というか病寄り。

オリジナル設定:アンデッドモンスターの成れの果ての精霊。さまざまな病に似た呪いを操るほか、マジモンの病を呼び寄せることも可能。そのためあまりいい使われ方をしない…とされたが、痺れなどを利用した捕獲用の精霊や逆に病を抜き取る目的で召喚されることがある。加減が大事。

  • 毒その2:アヤタル

蛇を育てる精霊。その姿を見ると病にかかる。別名アイアタル。

一言:ちなみにドラゴンの見ためらしいが、正体は女性型らしい。人型統一なら半人半竜でサラマンダーの毒とかけ…(殴

アレンジ設定:毒の力を持つ精霊の1種で、サラマンダーに近い存在。ツメやキバ、吐き出す毒の息を受けると様々な効果(溶ける、痺れる、血が止まらない)の毒を受けてしまう。また、エディム程ではないが病を操ることもできる。男女比はウンディーネ並で、人の姿は美しいらしい。応用次第では体内の毒を抜いたり、活力剤を作ったり…などもでき、エディムと同じく捕縛にも使える。やはり加減か…

  • 鉱:コブラナイ

コボルトと似た精霊。金属のある場所をノックで教えてくれるらしい。

一言:ノッカーとも似ている。

アレンジ設定:金属を引き寄せたり操る力を持った精霊。無から金属を作ることも一時的なら可能。見た目はイカツイ。

アレンジ強め

  • 雷:スプライト

妖精の総称とされることが多い気がする。

一言:雷雲の発光現象にレッドスプライトというものがある。

アレンジ設定:シルフやフェアリーとよく似た姿をした電気の精霊。輝くというよりは瞬いており、その体には強力な電気を宿し、弱い雷を纏うこともできる。そのため、迂闊に触ると感電するため注意。男女比は半々。

  • 爆発:ムスッペル

炎の世界に住む巨人。

一言:ホラ、火山だし…(言い訳

アレンジ設定:炎に近くとも遠い力を司る火山の精霊。炎さえ弾く金属の板を爆炎により吹き飛ばしたという逸話が残っている。イフリートに近しい存在ながら、その火は燃やすというより弾き飛ばす性質らしいが、一応普通の火も使える。

  • 爆発その2:ウルカヌス

火山の神…ではなくサラマンダーの別名。

一言:サラマンダー派生種として(殴

アレンジ設定:サラマンダーに近しい存在たる竜の姿を持つ火山の精霊。爆炎を使う力を得ており、燃えないものは衝撃で吹き飛ばすことができる。また、金属を溶かす程に普通の炎の力自体も強く、鍛冶屋が雇う魔法使いはウルカヌスを召喚する術を持つ者が多い。

  • 重力:ランパス

月の女神の眷属の精霊。名前は光を意味する。

一言:月と言うのは潮の満ち引きに関わる。ついでに、重力も月も闇属性にも光属性にも関係が深い。(恒星が死ぬとブラックホールになる)こじつけでごめんなさい。
アレンジ設定:月に住むと言われる闇の精霊たち。満月の発生時に海が満ちるのはランパスの力と関係しているという説がある。男女比はウンディーネより極端で、男1/女9。ランパスの発生させる力はありとあらゆるものを引き寄せたり、地面に向けて押し付けたりといった「重さ」に関する力のようである。

ほぼオリジナル

  • 爆その3:ヘリアス

太陽の神の娘ヘリアデスのもじり。…ついに元ネタが精霊ですらなくなった。火+光の爆発系にどうぞ。

一言:もう挑戦的すぎる…太陽と病の件は参考資料はwikipediaのアポロンの頁や、ネルガル、セクメトっす。それプラス放射線も…

アレンジ設定:太陽の力を宿したとされる火と光の精霊。ウルカヌス達と違い、普通の火は使えないが光の力を行使することが可能。また、太陽の力を持つ者は時に病を齎すが、太陽の力を利用しているが故の健康被害はないので安心。男女比は男2/女8

  • 重その2:メーネー

月の神の娘そのまま…

一言:まったく関係ないけどセレンってセレネから来てるらしいですね
アレンジ設定:ランパスの別名とも、月の力の強いモノの呼び名とも言われる。

  • 愛:メリアス

もうアレンジ強すぎ。本来はトネリコの木の精霊。

一言:なぜ彼女達が選ばれたか、それは出典がビーナスに近いからです。
アレンジ設定:愛の力を宿した精霊。愛だけではなく生命力の精霊でもあるらしく、ドリアードと近縁という説がある。

  • 精神:マイナデス

ディオニュソスの従者。

一言:ぶっちゃけ精霊かどうかも不明…酔い→幻覚のイメージです。あと響きがmindに似てる
アレンジ設定:酔いと幻覚の精霊。本来は上位の精霊にしか使えない属性とされているように制御がむずく、本人たちも常に夢現。ムチャクチャな幻覚を見せたり眠りに導いたりも出来るらしい。

消去法

  • 無:フェアリー

いわゆる「妖精」。トンボや蝶の羽が生えた女の子として描かれることが多い。

一言:属性に関係ない妖精に。
アレンジ設定:どの属性の力ももたないとも、逆にありとあらゆる属性を持つとも言われる精霊。…じつは精霊の総称なのではという説もある。

アレンジ設定関連で思いついた語り:その精霊の力を行使するのは使い手次第ゆえ、かわいい見ためながらこちらにキバを剥くことも、逆に猛々しい見ためながらこちらの手助けをしてくれることもありうる。チカラというのは光も闇も使うもの次第で破滅にも救いにもなると言えるのだ。

あとがき

追加してほしい属性があったらコメでどうぞ

探したりこじつけますので(殴

解説もありますが、簡素なものです。ごめんなさい。

間違いがあったら訂正しますのでコメで。
今んところソースとしてはwikipeまみれです。ごめんなさい

参考文献

引用も含めたらwikipediaが多めです…申し訳ありません。

  • 井村君江 妖精学入門 講談社文庫 1998(サラマンダーの裏付け確認)


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