ゴールデンウィークが始まった。

4月が終わり、急に軽い初夏の始まりを感じる爽やかな空気。
上着を着ないでよい身軽さ！

学生や社会人なりたての頃は

「やっと少し慣れてきたな〜、これから何か楽しいことあるかも！」

と若干はウキウキしてた季節。

あと1カ月もしたら蒸し暑いのとジメジメが入り乱れる本格的な夏が始まっちゃう。
それまでの束の間の爽やかな時期、5月初旬。

しかも、連　続　休　暇

最高！！

ゴールデンウィークは季節も相まって毎年爽やかで気分が良いんだけど、その中でもやたら鮮明に思い出す年がある。
　

それはもうかなり昔の話になっちゃったけど20歳くらいの時かな。

ゴールデンウィーク初日は午前中から近くに住む友達と明日のヲタ活予定を決めつつ遊び、その後も連日色んな友達と予定を入れていた。

当時はオタク活動にも勤しんでいたので、まず友達とビックサイトに行く予定

会場で普段は会えない地方の友達にも会う予定

また違う友達とホテルのランチビュッフェに行ってお喋りする予定

楽しい予定がもりもりだった。

両親と妹は親戚の家に行ってしまった。
私は友達との予定が詰まってるのでパスしたのだった。

私はゴールデンウィーク中ずっと1人！
夜もずっと1人で過ごせる！
コンビニでご飯とお菓子買って夜通しゲームして過ごしちゃおうかなー！

とかウキウキが尽きない。

友達の家からの帰り道、フラッと通った公園にはたくさんの家族連れが楽しそうに過ごしていた。

子どもがキャッキャ走り回ってる。
ニコニコして一緒に走るお父さん。
レジャーシートに座ってお茶飲みながら笑ってるお母さん。

可愛い犬を遊ばせてる人達もいたし、友達同士で楽しそうに遊んでる子もたくさん居た。

みんな幸せ休日の光景！
って感じだった。

そんな休日初日の幸せが繰り広げられる中、私は1人ベンチに座ってボーっと空を眺めてた。

なんだか異常に気分が良かった。

別に今も1人でどこかに行くのも大好きだけど、あの環境の中で

ひとりぼっち最高！！

って純粋に思えた瞬間ってなかなか無いよな〜と、今もたまに思い出す。

#夏の思い出