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読書感想文とか

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読んだ本の感想です。ネタバレとか意識せずに書くので、たぶんネタバレしてるとおもいます。それ以外の本にまつわる出来事も書きます。
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記事一覧

「ドン・キホーテ」読書感想文

2024年4月11日~5月12日 著者 ミゲル・デ・セルバンテス・サアベドラ(1547~…

「ドン・キホーテ」備忘録

2024年4月11日から読み始める。 著者 ミゲル・デ・セルバンテス・サアベドラ(154…

「ふたりの証拠」読書感想文

著者 アゴタ・クリストフ(1935~2011) 4月7日読み始め、4月10日読了。 あら…

「三四郎」読書感想文

著者 夏目漱石(1867~1916) 4月1日読み始め、4月7日読了。 あらすじ  東京…

「悪童日記」感想文

著者 アゴタ・クリストフ(1935~2011) 3月30日読み始め3月31日読了。 訳者 …

「砂の女」読書感想文

著者 安部公房(1924~1993) 3月27日読み始め、3月30日読了。 あらすじ  …

「カフカ短編集」読書感想文

著者 フランツ・カフカ(1883~1924) 2023年末頃からかじり読み。3月25日くらいに読了。 訳者 丘沢 静也 感想  正直に告白すると、私はカフカの面白さをほとんど理解できない。「変身」は面白かった。ある日突然訪れる不条理。物事は解決に向かわず、悲劇に終わる。人間の闇の部分を淡々とした描写で表していく。いつまでも心に深く刻まれる話だった。  その後、城、審判を経て今回の短編集を読んだんだけど、「変身」を越えるものはなかった。私が読んだカフカ作品はどれも「不

「月と六ペンス」読書感想文

著者 サマセット・モーム(1874~1965) 3月17日読み始め3月24日読了。 訳者 …

ガリバー旅行記

著者 ジョナサン・スウィフト(1667~1745) 3月6日読み始め3月17日読了。 訳…

中古文庫を買ったら高額だった話(ブロードウェイの天使)

 月に一回、高知の蔦屋書店に行くのが習慣となってんだけど、そこで変な本を発見しました。 …

「われら」読書感想文

著者 エフゲーニー・イワーノヴィチ・ザミャーチン(1884~1937) 2月27日読み始…

「白鯨」読書感想文

著者 ハーマン・メルヴィル(1819~1891) 2月4日読み始め2月26日読了。 印象…

ゴリオ爺さん読書感想文

著者 オノレ・ド・バルザック(1799~1850) 1月23日読み始め2月4日読了。 印…

若きウェルテルの悩み(ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ)読書感想文

 題名からイメージしていた内容は、おそらく青年であられるウェルテルくんが、愛だの恋だの自己実現だのに苦悩する、まあ、爽やかな青春小説のようなものだと思っていた。  ところがどっこい!  ドロッドロ。  ウェルテルが恋したロッテにはアルベルトという許嫁がいるんだけど、そんなことにはお構いなしに足繁くロッテのもとに通うウェルテル。自分のロッテに対する想いは兄妹愛のようなものだと思いこませ、ロッテが結婚したあとも頻繁に彼女のもとに通う。ロッテもロッテで、結婚してんだから少しは自重す