フォルトゥナの瞳/映画(2019)

<よかったところ>
・俳優陣の迫真の演技。特に主演2人(神木隆之介くん、有村架純さん)の隙のない演技には好感しか持てない。
・観終わった後に「人間」を好きになれる映画。
 志尊淳くんの役にも最終的に好感を持ててよかった。個人的に時任三郎さん、斉藤由貴さんの車修理屋さんのお二人も好きだった。

家族が近くにいたので堪えきったが、映画の後半戦は終始涙をこらえている状態だった。

<ネタバレあり注意>

・慎ちゃん(木山慎一郎/神木隆之介)、どうして保育園生たちを救おうとしたの!?葵のことを最後まで守るんじゃないの!?と言いたかったが、「あと一人でも運命を変えたら、確実に死ぬ」と言われていた状態で、葵を救うことで自分が必ず死ぬならば、葵含めできるだけ多くの命を救って死のう、と決意したのかもしれない、と思った。

・DAIGOの役、演じてるのがDAIGOということに気づかないくらい嫌だった笑

・松井愛莉ちゃんのこと、慎ちゃんは結局好きでもなんでもなかったんよね?当時は人生諦めているところがあって、何に関しても情熱や関心を持てず、「選択」することができなかったから、「好き」という特別な感情も持てなかったのかもしれないね。だから葵に出会えたことは彼にとって本当に運命だったんだね。

・葵はいつ、慎一郎に自分を飛行機事故で救ってくれたのは君だ、記憶を消しているかもしれないが、私はあなたに助けられた、と伝えるつもりだったのだろうか。言わないつもりだったのかな。葵は「敢えて言わなくても良いこと」は絶対に言わないタイプだもんね。タイミングはすごく選びそう。そういう「タイミング」が人生において難しいし面白いところであったりするよね。

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