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セーターをほどく🧶

暖かくなってきましたね。
セーターはもうそろそろ出番がなくなります。
毛玉だらけで型崩れして、子どものおさがりなのでサイズもあっていないセーター。
もうお役御免にしていいかしら?

古着にしようとしたときに、はた、と思いついた。
これ、ほどけば、糸になって、また編めるんじゃない?

早速ほどきにかかります。

最初はこんなセーターでした。(カーディガンでしたね)

パーツに分けます、チョキチョキチョキ✂️。

前身ごろ
両袖
後ろ見ごろに

端はどこかと探して巻き取っていく。
ムムム、1本の糸にスルスルとほどけるはずなのに、ほどけない。
2本の糸で編んでいる。
もう何年、年十年も編み物をしていない間に編み物が進化した?
2本の糸を巻き取りながらほどいていく。
(予想していたより面倒です)

ちょっとほどけた。

頑張ってほどきましたよ、糸切れながら。
ラーメンのように縮れて切れきれになりましたが、糸玉になりました。

たしか、これを巻き取っていたはず。
昔、母が機械編みをしていた時にはなんか道具があったはず。

かせくり器というものが今もありました

かせくり器 Amazonより転載

そんなもの家に無いし、ちょっと思いつきで始めたことに道具は増やせない。
椅子の足で十分でしょう。
椅子を転がして巻いていきます。

巻いたら3か所ほどをくくってまとめます。

切れ切れになったのはつないで巻いて、
ラーメンのように縮れた束が出来上がり。

この縮れを蒸気で伸ばすのだけど、さあ、それに適した場所はない。
そうだ、お湯といえばお風呂。
お風呂に入れちゃおう。

お風呂に並べて

熱々のやかんの熱湯をかけて蒸気を出して、蓋をする。

適当に冷めたらついでに毛糸用洗剤で洗って
軽く絞って干します。(脱水はダメだったはず)
うーん、お風呂は便利だわ。

乾くとラーメンが毛糸らしくなってきたではありませんか。

これを毛糸玉にしていきます。
専用の道具もあるのですね。
玉巻器を使えば、売っている毛糸のように内側から毛糸が引き出せて編むのが楽です。(昔、母が持っていた)

玉巻器 楽天から画像を拝借

いや、ちょっとやってみるだけだから。
椅子を転がして代用します。
かせになった伸ばした毛糸を、椅子にひっかけて巻いていきます。
猫がじゃれる普通の丸い毛糸玉で十分。(犬もじゃれます)

できたできた、毛糸玉。


セーターについていた品質表示のタグをつけて、袋に入れてしまいます。

そう、羊毛・アルパカが入っていたから後から役立つかな、とほどきました。

そう、いつでも物があると思うと大間違い。
子どもが住む地域では、コロナの時に物流が止まりました。
スーパーの棚はきれいに空になりました。
お金がないと何も買えないが、物がなければ買えれない。
物があってこそのお金です。

子どもはセーターをほどいてワンコの服を編んでました。

ほどいたからといって、すぐに使うあてはない。
けれど、素材にしておけば、後々役にたつかもしれない。
これから一人の時間が増えてくるだろう。
人と時間を合わせられない時、
外に出歩けない時、
家で一人で楽しめるものを持っていたい。
無心にできる編み物は好き。

大作や、人に見せるものを作るわけではない。
ちょっと帽子を、ちょっと膝かけを、
わざわざ毛糸を買いにいかなくても、毛糸があれば編もうと思うかもしれない。

編み物は、編むもよし、ほどくもよし。
自分の手で何かができると嬉しくなる。
無心に手を動かすと気持ちが整ってくる。

先の楽しみのために、セーター(カーディガンだった)をほどきました。

※夜な夜なすきま時間を使って1週間ほどかかりました。
全ては糸にならず、1/6ほどは捨てるしかありませんでした。

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