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終活・老後の準備は子育てから

終活・断捨離・老後2000万円問題。
還暦近くなるといろいろな「自分の身の振り方を考えろよ」的なワードが検索に引っかかります。

相続対策とか、定年後は生活をコンパクトにしましょうとか、
FPのアドバイスとしても色々求められることはあるのですが、
まずは子育てでしょう。(子どもがいる世帯では)


・子どもを自立させなくちゃ(老後の目途が立つから)

夫婦二人であっても考え方は違うもの。
生活する上で大事にしたい事も、お金をかけたい部分も違うもの。
それでも同年代であれば「まぁ後ちょっとだから」と同意できるところも多い。
それが、世代が違う子どもの生活まで支えていると・・
子ども世代はこれから生活拡大へ。
親世代はこれから生活縮小へ。
親は子どもの生活がいくつになっても気になるところ。
手も口もお金も出しますよ。

同居・近居・遠距離。
それぞれ生活の仕方は変わるけれど、子どものことが気にかかると老後の目途は立ちにくくなる。
老後2000万円問題と老後資金を貯めるのはもちろん大事だけど、
まずは子どもに手もお金もかけましょう。
手助け、言い聞かせ、時には軽く鞭打ち。
愛情をしっかり伝えながら。

子どもは親を超えて次の世界を作るもの。
自立してくれなきゃあの世に行っても気にかかる。
私が考える自立は、子どもが別世帯として経済的、精神的、体力的にやっていけるようになって、親が心配しなくてもよくなること。
同居、別居はとわないけれど、目に見えないところにいる方が楽かなぁ。

・相続対策は相続に値する子どもに育ててから

相続対策というと、不動産や保険の活用、と走りがち。
終活というと、エンディングノート、断捨離、遺言、と走りがち。
けれど、死んだ後のことは自分ではどうもできない。
自分で墓には歩いて行けれない。
受け継ぐ人がどれだけ頼りになるかが大事。
受け継ぐ人とどれだけ意思疎通ができるかが大事。

「相続」が「争続」になるのはよくある話。
金額の大小ではない。
家庭裁判所に持ち込まれる遺産分割協議の財産額は70%以上が5000万円以下。(相続税がほぼかからない額)参考:下記資料

第52表 遺産分割事件のうち認容・ を除く)―遺産の内容別
https://www.courts.go.jp/app/files/toukei/307/011307.pdf

令和3年(2021年裁判所資料)

相続で大金を手にして生活が壊れるのもよくある話。
想いや財産を託してもいいように、受け継ぐ子どもを育てるのがまず大事。

子育てが始まった時から、相続対策は始まっている。

※ ちなみに我が家の相続人になる予定の子どもは「置いてあるものは全部捨ててあげるから処分費用だけを置いておいてね」とのたまう。
子どものために物を減らす断捨離は必要なさそうだが、捨てられたくないものを分けるのが私の終活第一歩になるかも?





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