見出し画像

探究授業案7「ChatGPTをどう使う」 vol.835

時代の流れから私たちの生活の中でAIとの共存をしない生活は不可能に近くなっています。

今ではほとんどの生徒が持っているスマートホンの検索機能にもAIは利用され、いつの間にか自分の使いやすいように最適化された検索仕様に変化していっています。

そんなAIですが、急速に普及されたこともあり学校現場ではまだその使い方を模索中と言ったところも多いように感じます。

今日はそんな少し毛嫌いされてしまうAIをあえて授業の中で利用すると言う選択肢をとった授業を考えていきます。


ただ聞く、ただ見るにとどめず

AIの最も簡単かつ利用しやすい方法は、単に自分の知らないことを調べたり聞いたりすることではないでしょうか?

それも、クローズな質問ではなくオープンな質問でです。

例えば、自分の過去の行事のデータなどの場所を調べたいとき、学校内行事であれば当然AIがその情報を持ち合わせているわけはありません。

こんな質問をしても、時間の無駄です。

もしかしたら、どこにあるのかの解決策ではなく、どうすればいいのかの方法論を教えてくれるかもしれませんが。

こういったことではなく、例えば「プレゼンの成功の秘訣は?」とか「こんなプログラムを作りたいんだけどいい方法は?」とか、答えが誰が質問しても同一になるような回答はAIの得意分野とも言えるでしょう。

これがもっともスタンダードかつ簡単な使い方ではありますが、それを授業の中で取り入れることに何かメリットはあるのでしょうか?

プロンプト作成にAIを理解した学びがあり

さて、ではこのような状況下でAIを授業の中でどのように活用していくのか。

私はプロンプトの作成にこそAIを理解した学びがあるのではないかと思います。

プロンプトとは対話形式の中での質問方式のことを指すことが多いです。

例えば、「晩御飯のおすすめは?」と聞くだけであれば、数ある膨大なメニューの中から、何かしらの見えない条件で絞り込んだ夕飯のメニューが出てくるはずです。

しかし、ここにいわゆる条件を付随します。

  • 暖かいものが食べたい。

  • 大勢で食べる。

  • 栄養バランスが取れている。

  • 手作りが容易。

こんなふうにです。

すると、数あるメニューの中から絞れるだけでなく、こちらがこの絞り込んだ項目の一つ一つを階層として理解していくことができるわけです。

授業の中にどう入れ込むか

さて、ここが一番難しいです。

これが大事とわかった後にこれをどのように授業に組み込めるのか。

例えば逆アキネーターなど。

アキネーターとは、AIが順に質問してくる内容に⚪︎か×かなどを回答して最終的に頭の中に思い描いている芸能人などを導出するアプリです。

これの逆を行います。

例えば、お題の国を言い渡し、その国を導き出すためのプロンプトを作成させる。

ただし、簡単に導けてしまうような単語などは利用しないと言うルールを設定したり、科目限定の縛り(理科なら気象条件から、社会なら地理的条件からなど)をすると言うやり方があるでしょう。

あとは解説書作りなんかも有効かもしれません。

AIのいい使い所として高校レベル→中学レベル→小学レベルと言った具合にレベルに応じた説明文書を抽出することが可能です。

これを利用して、自分だけの単元解説ページの作成なども一つの手かもしれません。

正直に言うとこの記事を書き出しては見たものの、まだはっきりと「これだ!」という案には巡り会えていません。

もし、何かいい案があれば逆に教えてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?