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そんな練習じゃうまくはならないな〜 vol.842

私は硬式テニス部の顧問をしているので、平日の放課後にはたまに練習に参加しています。

もちろん、そんなにがっつりとは練習できないのですが、それでも十分にいい練習ができている実感はあります。

短い時間でも十分にいい感触を得られるのです。

これを毎日できる部員はどれだけ羨ましいことかと思うのですが、それがそうでもないもので、、、。

高校生は確かに成長力は素晴らしいのですが、そんなに目に見えてぐんぐんとうまくなるというのは見られません。

この理由を今日は考えていきます。


時間は無限ではない

おそらくここには時間の価値の違いがあるのだと思います。

私たち大人はやはりどうしても普段の生活の中でテニスをする時間を捻出することは難しくなっています。

だから数少ない練習時間を無駄にしないようにと、その時間の中でできることを精一杯やるわけです。

手なんて抜いていられません。

その時間しか練習できないのですから、そもそも手を抜いてしまったらもったいないです。

練習の意味もありません。

そう言った意識が根底にある上で練習ができているわけです。

しかし子どもたちは違います。

明日も明後日もその次も練習ができます。

数ある練習日の中のただの1日に過ぎないのです。

そりゃ、練習に対する意識も変わることでしょう。

いくらテニスが好きだとはいえ。

何を練習して何を手に入れるか

時間に対しての意識もさることながら、練習の内容についても同じでしょう。

例えば与えられたメニューややったことのある練習をひたすら続けても何の意味もありません。

無意識に行っていることは経験値としてはほとんど入っていないようなものです。

ただただ文字を目で追って読んでも話の内容が入ってこないのと同じです。

とは言っても無意識にできるというのはいいことなのでは?と思う方もいることでしょう。

それは間違いではないのですが、無意識にどのレベルができているのかが大事なのです。

返すだけなら無意識にでも簡単にできます。

ただ、そのボールを的確にコントロールして、回転をかけてある一定のスピードで、、、となると話は異なります。

その練習の中で何を意識して練習しているのか、確かな1球の積み重ねが上達への近道なのです。

できないことがなくなってからが勝負

おかげさまで練習の量も増えて、最近では人並み以上にはテニスができるようになってきました。

ここからうまくなるのが難しいのです。

打てない球がない今、何をどのように練習してどの技術を高めるのか。

意識をして練習をしていかないとそれこそ無意識の練習になってしまいます。

確かな1球は確かな目標があって初めて生まれるものなのです。

ひとまずは、サーブの打ち分けと強化、ストロークのフラットショット、フォアスライス、ボレーのタッチ力向上、体力と脚力の向上。

ここかなと出してみたら以外にも伸ばしたいところが大量に、、、。

まだまだレベルアップできそうです!




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