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対立期には真っ向から向き合っていく vol.768

あるチームやコミュニティーを長い目で見ていると、そのチームの変遷が見えてきます。

大抵、多くのチームは設立当初は全員の志がバラバラではあるものの、エネルギーが高いので、うまくいっているように思いがちです。

しかし、そんなチームは時間が経つにつれて我が出始めて、ばらけたり鎮静化したりと、対立期を迎えていきます。

今日はそんな対立期、混乱期の乗り越え方や心の持ちようについて考えていきます。

見える化を!

まず、そもそも対立期が訪れていたとしても、そこに気がつかなかったり、気づこうとしない人がほとんどです。

対立期を乗り越えるためには互いにその問題を注視し、向き合わなければなりません。

これが体力のいるところになるのです。

自分の見たくないところや乗り越えなくてはならない点、コンフォートゾーンを乗り越えるのにエネルギーが必要なように、チームという集団になった時にもそれは現れるわけです。

しかし、その先には大抵望む未来しか待っていません。

この対立期を乗り越えるためにするべき話し合いに対して、めんどうくさいもの、やりたくないものという先入観があるためにその先を難しくしてしまっているわけです。

リーダーだけでなく、全員で

大抵、こういった全体視をしてチームのようすを見ているのは、そのリーダーであることがほとんどです。

ただ、それには問題があります。

理想的な形は、チーム全員がチームというものには形成期、対立期、機能期、解散期があり、自分たちはいまどこに属しているのかを知る必要があるのです。

そのために、大前提として目的を理解しておく必要があります。

Why do:なぜ、そのことについて話し合うべきなのか。

Why now:なぜ、いま話し合うべきなのか。

Why us:なぜ、このメンバーで話し合わなくてはいけないのか。

Why futuer:話し合いの先にどんな未来が待っているのか。

一つの軸の役割をしているこれらを何度も何度も浸透させていく必要があるのでしょう。

そこで役に立つのが

そしてその場で大事になってくる力こそ、ファシリテーションスキル、コミュニケーションスキルなわけです。

ファシリテーションといっても、いわゆるばをつなぐようなだけのファシリテーションではありません。

参加している人々の背景やカテゴリーを洞察しながら、その場の空気や環境を読み取りながら流れを考えてというようにそれなりのスキルが必要になります。

コミュニケーションも同じです。

ただただ5W1Hだけでなくて、相手を乗せたり話すムードを大きくガラッと返させたりといった、プラスアルファの力が必要です。

逆にこの力が備わっていないと、対立期に片足を突っ込むだけ突っ込んで大火傷もしてしまうかもしれません。

だから、チームとしての成長を図っていくためにはこの能力アップも当然必要なのです。

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