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読書感想文①トレイルブレイザー〜企業が本気で社会を変える10の思考〜

こんにちは。
株式会社Kanatta代表取締役社長の井口恵です。

起業してから読書量がとても増えました。
20代の読書量が人生を決める」と聞いてから、会社員時代もそこそこ読んではいましたが、起業してからは読書が一番費用対効果が良い自己投資だと思い、多いときは月10冊以上、コロナで外出自粛の時期は毎日1冊読んでいました。

そして最近は出版社さんからおすすめの書籍をいただく機会も!!!
去年だけで20冊くらい書籍をいただきました。有難い限りです。

そんな中で私が新年一発目に読む本として選んだのがセールスフォース・ドットコムの会長兼CEOマーク・ベニオフ氏著『トレイルブレイザー 〜企業が本気で社会を変える10の思考〜(以下、「トレイルブレイザー」)』です。

こちらは2019年にニューヨーク・タイムズとウォール・ストリートジャーナルでベストセラー入りした書籍で、2020年に日本でも発売されました。

恥ずかしながらセールスフォースがここまで企業文化に重きを置いていることを初めて知りましたが、その背景や今までの葛藤が包み隠さず書かれているので、会社経営をする立場から学びだらけの本でした!

学んだ点をいくつかご紹介します。

成功と社会貢献の両立

最近SDGsに取り組む他の企業の分析をしたり、実際にインタビューをして取り組みを伺っていましたが、そこで私が感じていたことが、トレイルブレイザーの冒頭の「成功と社会貢献を両立させることが必須条件」という記述に集約されています。

特にSDGsへの取り組みに関して、かつてCSRがそうだったように「企業の本業に関係がない、追加的に実施されるもの」と捉えられる場合もありますが、今後企業が持続可能な発展をしていく上で、本業を通じて社会的な責任を果たすことはまさに必須条件。
経営者自身はもちろんですが、従業員を含むステークホルダー全員がその企業の文化や活動に価値感じ、自分の仕事が社会貢献に繋がっていると実感できることが大切であることを学ばせていただきました。

平等へのコミットメント

私自身、ジェンダー平等の実現に貢献することを理念に起業したので、賃金の不平等に関する女性従業員とのミーティングの場面は特に印象的でした。

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ジェンダーに限らず、マジョリティーが気づいていない無意識の偏見が存在することをマイノリティー側から主張することはかなり勇気がいることなので、その問題を解決するために真摯に向き合ったベニオフ氏の人格や、彼にそうさせた「平等」というバリューに対するコミットメントに感銘を受けました。
日本ではジェンダーに関する発言をするとすぐ炎上するので、抵抗がある人が多いと感じていますが、課題があることは明白なので、私自身も信念を持って取り組み続けようと思いました。

コミュニティの重要性

女性コミュニティをいくつか運営している私にとって、コミュニティの重要性についてもところどころ触れられていて、かなり勉強になりました!
特に重要顧客であるホームデポがオンラインストアに取って代わられそうになったときに、実店舗ではなくコミュニティが重要であることを説得する場面や、セールスフォースが大事にしている従業員やステークホルダーを家族のように思う「オハナ」という企業文化は学びだらけでした。

今後また緊急事態宣言が発令されて人に会えない日々が続きそうですが、その中でもコミュニティや人との繋がりを大事に引き続き発展していきたいと思います。

まとめ

簡単に感想を書かせていただきましたが、ここには書ききれないほど、本当に学びの多い本でした!
会社経営されている方は特におすすめなのでぜひ読んでみてください。

またおすすめの本があればご紹介していきたいと思います!

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