若い人には調子に乗ってもらった方がいい

なによりも、「自己肯定感を高める」って言葉が苦手派ですが、
テレビの仕事をしていると
若手には調子に乗ってもらった方がいいよなぁと
思うことが多々ある。

いや、これ、まじで。

なのでいくつか理由とともに
上に立つ人間が意識すべきことを書き連ねます

#未来のためにできること
#上に立つ人間の意識を変えること
#年長者に読んでもらいたい

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✅ずっと書いてますが、簡単な自己紹介・・・
(読まれた方は吹っ飛ばしてください)
私は、フリーランスなのに、日テレの番組の総合演出をしています。
普通、総合演出はテレビ局員か、大きな制作会社の上のディレクターが
やるので 相当、珍しいパターン。
それなりにいろんな経験をしてきたので、
そこが評価されているのかなぁと。
そんな経験を活かした、映像制作に必要なノウハウをまとめたnote。
担当番組の若手のために書くけど、それだけだともったいないから 公開します。
テレビ番組の作り方って、マジでマニュアルになってなくて 基本、全てが口伝です。本にもなっていません。 ※それだけにいろんな手法があって、バラエティに富む番組があるのだと思いますが。 なので、業界の若いディレクターにとっても、貴重な気はしております>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>


若手は調子乗った方がいいわけ

✅上下関係で育ちすぎている

日本で暮らしていると、小学校から、高校・大学まで
だいたいが上下関係という、法律よりも厳しい関係性の中で
人生を送らなければならない。たぶん。

で、この22年くらい染みつきまくっている上下関係が
クリエイティブな仕事には邪魔で仕方がない

だって、
自由な発想を働かせるには、なるべく規制をなくすことが
スタートなので。

上の人が絶対。あの上司がいると緊張する。
そんなのは、マジでいらないんですよね

で、簡単に上下関係の呪縛を解く方法が
調子に乗ってもらう。

上の人を馬鹿にするくらいの勢いを出してもらう。

上に立つ人間は、バカにされてなんぼだと思う。

たぶん、自分はできてないけどw

✅大体、人生って挫折の連続だし。

人生でくやしい体験することは、超大事。
なにくそと思うことは、成長の糧になる。

でも、
それは、私がやらなくても、誰でも
勝手に生きてりゃ壁にぶち当たる。

誰だって、人生は挫折の連続。

だから、上司は
ぶち当たって負けそうになる若者の発想の種を
護ってやる立場でいるべきだと思う。

調子に乗らす方法

✅どんなに失敗していても、
6割以上は、いいところを見つけて伝える。

ほめるところが見当たらなければ、
反省して、失敗に気づけていることを褒めればいい。
失敗が成長につながっていることを気づかせてあげる
だけでいい。

失敗して、負けそうになっている芽を護ってやるお手伝いをする。

それを続けていれば
きっと、その若手は調子に乗って、自由に成長していくんだと
思う。

あなた、ベストだね!って、今度言ってみよう

「ええやん!」と言うことが重要。

そう伝えないとさ、
絶対、部下は上司に委縮しちゃうので。
(私もそうだった)

怒る人には、言い返せないし、失敗の報告も言い出せない。

ビッグモーター的なことになってしまうよねw

✅許せる範囲で採用する

許せないことは採用しないでいい。

でも、許容範囲の中の発言は
70点でも採用すればいいかと。

テレビの仕事に絶対なんてないし、
時代によって変わるし。

そんな感じだから、
自分は違うと思っていても、
それが大成功につながるかも知れない。

「まだまだわかってないな」なんて言って
自分のプライドを守っても、誰も得しない。

だから、若手の将来にベットして
若い人の案を採用する。

ちゅうか、自分の知らないことも
若い人は知ってるわけだから、
採用すればいい。

天才は、何もしなくても現れるんだと思う

だから、天才を育てようとする必要はない。
育てるって、その人が持っている個性を最大限に引き出すこと
だから。

調子に乗らせたからって、
彼らのポテンシャルが低かったら、大きな成功はしない。

でも、
それでも、私は、
関わったすべての人が幸せな人生を送ってほしいので
個性を最大限に引き出すことを目指しています。

あ!

なんでも、ゆるくするってことでは、決してないです。
許せるクオリティを保つ。
精一杯の仕事を引き出す。

そのための厳しさは大事。

だって、草野球レベルの練習量(仕事量)じゃ
羽生結弦も大谷翔平も出てこないし
プロ野球選手にはなれない。

プロとして最低限必要な練習量(仕事量)を上手に
効率的にさせるのが
労働環境重視な、いまの世の中で大事なスキルなんだと。

超超超超微力だけど
結局、未来のために、私たちができることは
未来を生きる人のスキルを高めるお手伝いをするだけなんだと思う。

まだ、頑張ってる途中なので
これがあってるかは
知らない。

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これまでの記事も気になった方は、お暇なとき読んでください。

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