情報の量と質は反比例する。

情報の量と質は反比例する。

なら、この辺で話を終えようか。(笑)

私、この32年間生きたが、この両方が両立した例に出会ったためしがない。

本がいい例である。

分厚い本の特徴は大体、結論を事例を交えてまどろっしく書かれているだけで、要約するのが面倒なことが多いので読むのを避けることにしている。

ああいうのは、俺ってこれだけわかっているんだぞって言って自己完結してしまって、伝えようという気がない。

人間も同じでそういうものは読もう、著者とコミュニケーションしようという気が起こらない。

たとえ読んでも1回でうんざりして終了。

本当にいい本は、結論が単刀直入に書いてあるので2時間前後で読めるのだが、何度も読み直すことが多い。

なぜなら、いい本は実践に活きるからである。

そういえば、あの本にああ書いてあったけどどういう意味だろうといった具合に。

そういう本はさらに本ではなく本に書いてあることの内容自体に意味があるので、他の本にアクセスしやすくなっている。

こうやって良質な本のリレーが始まる。

基礎と応用が上手くコミュニケーションをしてくれて、情報が循環してくれるのである。

この状態が、鶏が先か卵が先かという思考の完成形を提示してくれる。

最近、気になっている本のタイトルのような表現である。

その本のタイトルはこういうタイトルである。

「読みたいものを書きなさい」

逆の意味はこういうことである。

「書きたいこと(将来書きたくなりそうなもの)を読みなさい」

こういうのが、良質な読書である。

いい読書を楽しんで!



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