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奮闘努力する病院の若い人たち

目の前が武道館。そんなところで入院してます。

病院の目の前が武道館


盲腸、あまく見てました。
小さければ、5日以内に退院とかもあるようですが、大きくなり過ぎてからの切除、切除する際に既に腐りかけているので、どうしても破裂する。膿を吸い出しながらの手術。周りの臓器にも負担がかかる。

少しずつ良くなってますが、まだ結構痛いし、ドレーンはすぐに満杯になるので、まだ抜けません。月曜から風呂もシャワーも浴びれない。なかなかキツいです。

なのでもう少し時間がかかりそうで、まだ退院日は決まってません。まあ今退院しても、下痢も酷いのでオムツを付けて出勤しなくてはならないし、そもそも力が入らない。咳をすると痛い。クシャミをすると激痛。

正岡子規なら、こんな苦しいときに、何か書くのだろうが、私にはそんな才は無い。

看護師と医師も皆、若い。30歳前後か。
でもみんなテキパキと24時間体制で交代で働いている。笑顔で患者に接している。同部屋の私と同じ世代の入院患者の男は酷い。同部屋なのでカーテンで仕切ってるだけで声は聞こえる。辛いのは分かるが、5時間もの大手術をして救ってくれた医師に対して、「なんて仕打ちを…痛い、痛い」と言っている。辛くても医師に言うことではないだろう。
5時間も神経をすり減らす大手術をするなんて、とても私にはできない。神の領域だ。昔は「医者なんて金持ちの子か医者の子しかなれないし」なんて思っていたが、金もらったって、こんなこと私には絶対にできない。
人間が相手。死んでしまうかもしれない人もかづき込まれる。俺のドレーンを夜中に交換している看護師の携帯には、他の部屋の患者からの呼び出しが鳴り響く。あっちこっちから、落ち着く暇はない。それでもため息ひとつなく、イラつかずに働いている。
みんな若いのにエラい。頑張ってる。

入院して良かったのは、それが見れたこと。

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