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あなたにもチェルシーあげたい。

昔、子供の頃、「あなたにもチェルシーあげたい」って言う宣伝ありましたよね!

あれを歌っていたのは、シモンズという、とても綺麗で爽やかなハーモニーを奏でるフォークソンググループの二人でした。シモンズとは、当時アメリカをはじめ世界的スターだった、サイモン&ガーファンクルの名前からとったそうです。そのシモンズは、さかのぼってベッツィ&クリスという「白い色は恋人の色」の歌をヒットさせたグループをカバーして活動していたそうですね。

何だか、昭和の良き時代が、チェルシーの味とともに蘇って来ますね。

ところで、自分が今感じている感動を人に伝えたいという事、誰にでもありますよね。それが、口コミになって、本当に良いものは、口伝えに世間に広がるものです。
このチェルシーは、そこを狙った宣伝だったのでしょう。
ある意味、このチェルシーは、実もあり、イメージも良く成功した事例ですね。いまだに売っているのだから、本物ですね。

でも、最近はそれが、逆手に取られて、本当に良いかどうかわからないけど、ネットなどで口コミと称して拡散されて、マーケティングに利用されているケースがあまりにも目につきますね。そんな口コミに騙されて、買ったり、経験したりして、本当に良いかどうか自分で判断する能力のある無しはべつにして、自分もその流行りの仲間入りしたという事の満足感で良しとしているケースが多い様な気がします。でも、それらの商品やサービスは、あまりにも早く消えてなくなり、あっという間に記憶から遠ざかっていきますね。

ところで、いい音オヤジとしては、ここから何としても、オーディオの話にこじ付けたい所。

「あなたにも、この音聴かせてあげたい」って言う事を言いたかったのです。

まあ、これも、いい音オヤジの独り言なので、別にデータで検証されたいい音という事ではないし、感覚というのは、人それぞれ違うので、ある人には当てはまるものの、他の人には、全く見当違いな事かもしれません。
しかしながら、今、私が自作して聴いているアンプから出る音色は、本当に気持ちがよく、できる事なら、皆さんにも聴かせてあげたいと思うのです。

今まで数年かけて作って来た目の前の音が、結構気に入っていて、とっても気持ちが良い。そして、気持ちが良いから、あっという間に寝落ちする。知らない間に、30分が過ぎて、レコードのアームが自動でリフトアップしているという状態。

こんな気持ちの良い時間をあなたにも分けてあげたいと思った次第です。

で、お誘いしたいことは、「真空管アンプの世界」。

真空管アンプの事を知らなかったあなた!真空管アンプに興味はあるけれど、一歩踏み出すことができなかったあなた!

その目の前の石橋を叩かず飛び越えて見ませんか?始め方によっては、そんなに高いハードルではありません。

真空管アンプの世界に一歩足を踏み入れると、実は、その先に広がる大きな未知の世界が広がっている事に驚く人もいるでしょう。
もちろん、全く興味がなかったり、性に合わない人もたくさんいると思います。
でも、もしかしたら、知らなかったこの世界を垣間見たがゆえに、その先の先を見たいと追求し続ける人も出てくると思います。
私がその一人です。

真空管アンプで聴くと今までの音楽の概念を覆されて聴く音楽のジャンルが広がるかもしれません。今まで聴こえなかった音が聴こえてその音を探し求めるかもしれません。真空管アンプの心地よい音色に癒されるかもしれません。真空管アンプを自作する事ができる事に気がつき、ハマる人がいるかもしれません。その先に、自然界の原理である、周波数、波長、電気などに興味を持つかもしれません。学生時代大嫌いだった算数や数学、物理を勉強してみようと思うかもしれません。楽譜など読めなかったのに音に癒されて、音楽を作る事、音楽の歴史に興味を持つかもしれません。こんないい音が出るのなら、自分で弾いてみたいと思うようになるかもしれません。

毎日やる事がなくて、ボーとネットを見て一日が過ぎてしまっているなぁと思い、新しい変化を探しているあなた、騙されたと思って、一度、真空管アンプの世界をのぞいてみませんか?

もしかしたら、目の前の鱗が落ちて、新世界への誘いが待っているかもしれません。

「あなたにも、この音聴かせてあげたい!」でした。