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ゲット・アウト ~ 鑑賞後完璧にスッキリできる映画

ウオッチリストにいつの間にか入れてて、これを書いてる2024年3月現在、アマプラで100円レンタルできたので観ました。

「アス」「ノープ」を撮った監督の作品なんですね。どっちも面白かったからウオッチリストに入れてたみたい。

カラクリを知っちゃうと面白くなくなっちゃうと思います。事前情報ゼロで観ると最高に楽しめる映画なんで、ネタバレしまくる本テキストはまだ観てない人は読んじゃダメ

74分っていう観やすいサイズの映画なんですが、最初から最後までずっと興味が持続してホントに面白く観れました。最近観た映画の中でトップクラスにオモシロかったです。

74分のうち最初の1時間くらいは、ずっと違和感と気持ち悪さと不安感が続くんですが、このシーンは何か意味ありげだけど何なんだろう?とか、この会話の弾まない気持ち悪さは何なの?とか、映画の中のクリスに思いっきり感情移入して観てしまいます。

不安の中、唯一味方なのは彼女のローズ。・・・だと思ってたのに。クリス、ローズのカップルとローズの家族、パーティーの出席者、それからたまに電話で連絡を取り合ってるクリスの親友の保安職員のロッド、まあまあの数の登場人物が出てきますが、本当の味方はロッドだけだったという。

ローズ役の女優(アリソン・ウィリアムズという人)の演技がすごいのか、撮り方がすごいのか、とにかく最初はローズが本当に唯一の信頼できる味方だと思ってました。クリス以上に騙されてました。

実はローズも敵だったということがわかった瞬間、つまり「あんたにキーは渡せない」っていうセリフの瞬間から、ローズの顔の変わりっぷりがすごいんです。こっから俳優が変わったのかと思えるくらいにガラっと変わりました。

こっからの怒涛の種明かし。これまでの表面上友好的なのに会話が弾まないイヤな雰囲気、来客のクリスを見る目の異様さ、使用人のジョージナとウォルターの不気味な態度、などなどすべての違和感がものすごいスピードで解明されていくスッキリ感!気持ちいい!

からの、ラストのアクションシーンを経ての、一応ハッピーエンドなのかな?っていう救い。これで最悪バッドエンドだったらイヤだっただろうなあ。

もやもやして、それが気持ちよく解明されて、ラストはスッキリっていう、非常に心地の良い映画鑑賞体験ができました。超面白かったです。

以下蛇足。私と脳みそみたいな話。

ホラーって感じでもないんですけど、手術シーンがグロくて気持ちが悪かったです。怖いもの見たさで見ちゃいますけど、脳みそ丸出しはヤバいですねえ。つい一昨日「ハンニバル」を見返したばっかりで、わかっちゃいるけど見ちゃって吐きそうになったのに、また脳みそ見ちゃうとは。

脳みそ吐きそう体験として印象深いのは「すすめ!パイレーツ」(漫画)と「ハンニバル」「ソウ3」だったんですが、「ゲット・アウト」もこれに加わりました。ああキモかった。

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