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タリバンのいうイスラム法の認める範囲での女性の人権とは何か

タリバンが破竹の勢いでアフガニスタン全土を制圧し、タリバンの報道官であるザビーフッラー・ムジャーヒドが会見を行いました。

私としては、おお!こんな顔だったのか!というのが第一の感想です。なぜならこの人はツイッターにアカウントを持っており、私もずいぶん前からフォローしていたからです。

ツイッターはトランプ大統領のアカウントは凍結しても、イスラム過激派のアカウントは放置プレーなんですよね。あー不思議。

ところでこの報道官がかねてより懸念されていた「女性の人権」について、「イスラム法の範囲内で認める」と発言しました。

いやいや、タリバンは昔から同じことを繰り返し述べてきたので、全然新しくないのですが、一応アフガン制圧後もそう主張した、ということで注目されているようです。

朝日なんかも「タリバン、会見で融和アピール 謎だった幹部が公の場に」という記事で、次のように書いています。

ムジャヒド幹部は「女性の人権を尊重し、差別はしない」と語り、通学や就業を認める考えを示した。ただ、それらは「イスラム法が認める範囲」に限るとした。

はいはいはいはい、きましたよ〜。

書いているのは乗京真知という記者ですが、この人、「イスラム法が認める範囲」の意味、全然わかっていませんね。

たとえばこの方も、

「イスラム法の認める範囲」の意味、全然わかっていませんね。

では説明しましょう。

「イスラム法の認める範囲で女性の人権を認める」というのは、すなわち、

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