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標高差700メートルを行き来する日常生活

私の住む長野市北部の高原一帯は標高1100メートルほど。
そしてそこから20分ほど下った長野市街地の標高は370メートル前後。
スーパーマーケット、ホームセンター、病院、役所など生活上必要な施設は市街地にあるから、週に何回かは自宅と市街地を往復しなければならない。
その標高差は700メートル程になるから私を含め人々は市街地へ出向くことを「長野へ下る…。」と言う表現を使う。
さてこれだけの標高差があると気温もずいぶん違う。
一般に100メートル標高が上がると気温は0.6℃下がると言われているので、標高差700メートルは気温にして0.6×7…となり、4℃以上の差があることになる。

この程度の温度差があると季節の進み具合も当然違って、ゴールデンウイーク前後には長野市街地では初夏…木々の緑も濃さを増して来るのに対し、我が家のある高原地帯では芽吹きが始まり、水芭蕉、桜、こぶし、水仙などが競い合う様に咲いて、遅い春の訪れである。

湿原の妖精“水芭蕉”


この様に高原と市街地では季節が少しずれて進んで行くので、桜を二度楽しめたりしてけっこう得した気分になる。


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