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信州の高原にてペンション経営40余年…四季折々美しい自然に囲まれて山暮らしを楽しんでい…

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信州の高原にてペンション経営40余年…四季折々美しい自然に囲まれて山暮らしを楽しんでいます。 2022年1月〜 短歌集 https://www.utayom.in/u/fec143f5 ペンション情報 http://www.ngn.janis.or.jp/~dolce/

最近の記事

高齢者講習

この12月に75歳の誕生日を迎えるため運転免許更新に必須の認知機能検査と高齢者講習を受けに自動車教習所(長野自動車学校)に行った。 そこは40年〜30年前頃、中型二輪免許と大型一種免許取るために通った場所。 その当時は若い教習生が大勢いて教習コース内を普通車、大型トラック、二輪車が所狭しとゆっくり走っていたっけ。 今回行ってみて若い教習生が本当に少なく、講習のために来ている高齢者の方が目立つこと、コース内も閑散としていることに驚き、自動車学校の経営もさぞかし大変だろうと余計な

    • 夏の終わりに

      短歌 1 高原の緑を濡らし降る雨が 大気を冷やし季節が進む 秋の訪れ 高原の秋は突然やって来る…と言っても過言ではない。 今年もそんな感じで秋はやって来た。 雨上がりに外へ出ると明らかに空気が替わっていることに気が付いた。 秋雨前線のせいなのか週間予報でも雲や雨のマークが多く、予想気温も真夏と比べかなり低い。 この雨の先には本格的な秋が待っている。 この夏を振り返って コロナ禍にあって3年振りに行動制限がかからなかったこの夏、私が営むペンションは、コロナ前にはとても

      • 妻の命日に寄せて

        私と今は亡き妻が出会ったのは私25歳、妻19歳の時だった。 当時私は某百貨店に勤務していて、その職場に妻がアルバイトとして配属されて来たのである。 妻は某音大の1年生で友達数人とアルバイトに来ていたと記憶している。 出合って数ヶ月後に私達は結婚を前提として付き合うようになった。 妻は幼い頃に父親を亡くし、その後母一人子一人の環境で育ったせいか、早く幸せな家庭を作りたい…と常々考えていて、そんな事もあってか、1年と数ヶ月後には挙式…という早さだった。 もっともそれが早いの

        • 梅雨の晴れ間とエゾハルゼミ

          新緑の森を舞台に競い合う ハルゼミカッコウホトトギス ハルゼミの合唱響く森の中 負けじとウグイス美声を披露 雨が上がって晴れ間が広がると、木々の緑は一層濃さを増していて、森はキラキラ輝く光で満たさて、エゾハルゼミの大合唱が始まる。 森ではウグイスやカッコウ、ホトトギスなどの鳥達も、ここぞ…とばかりに歌い始める。 セミと鳥達の競演はもうしばらく続いた後梅雨明けの頃には幕を閉じる。

        高齢者講習

          さくら吹雪

          北海道釧路でエゾヤマザクラが開花した…とのニュースを聞いた。 1月に沖縄をスタートした桜前線は4ヶ月かけて最後の観測点に到達したそうだ。 改めて南北に長い日本列島の南と北では季節の進み方が全然違うことに驚く。春は南からやって来て、秋は北からやって来る。 さて桜前線だが、南から北へ移動すると同時に標高の低い所から高地へ向かっても移動して行く。 信州の1000㍍を超える高地では今ちょうどヤマザクラが満開を過ぎて散り始めている。 雲一つ無く晴れ渡り、夏を思わせる程の陽気となったあ

          さくら吹雪

          標高差700メートルを行き来する日常生活

          私の住む長野市北部の高原一帯は標高1100メートルほど。 そしてそこから20分ほど下った長野市街地の標高は370メートル前後。 スーパーマーケット、ホームセンター、病院、役所など生活上必要な施設は市街地にあるから、週に何回かは自宅と市街地を往復しなければならない。 その標高差は700メートル程になるから私を含め人々は市街地へ出向くことを「長野へ下る…。」と言う表現を使う。 さてこれだけの標高差があると気温もずいぶん違う。 一般に100メートル標高が上がると気温は0.6℃下がる

          標高差700メートルを行き来する日常生活

          高原だより “散り行く桜”

          北信濃善光寺平では、一週間程前に開花した桜が異常な程の暖かさで、あっと言う間に満開になり、その後風雨にさらされて早くも散り始めています。 寒い冬を耐え抜いて春を迎え、一気に美しく咲き誇り、そして木が生きて行くために必要な光合成に欠かせない葉に、バトンタッチするかの様に慌ただしく散って行く花… 日本人にとって桜が大切な存在なのは、その儚さ故なのだろうか…。 散って行く桜を見つめながら “この美しい光景をあと何回…いや、来年も見ることが出来るだろうか…” と、つい考えてしまう

          高原だより “散り行く桜”

          高原だより“春の訪れ”

          我が家から間近に望む柔和な姿が美しい飯縄山…その山頂直下の東斜面に今年も種を蒔く人の姿を思わせる雪形が現れました。 雪解けが 日に日に進む 山肌に 今年も現る 種を蒔く人 一時はどうなる事かと思う程積もっていた雪も、四月ともなればだいぶ解けて、庭の片隅にはクロッカスが花開き春の訪れを告げています。 長野県は南北に長く、南信地方では既に桜も開花しているようですが、北信地方ではまだ蕾状態… 開花までもうしばらくかかりそうです。 開花をね 待ってる時が 良いのです ゆっくり

          高原だより“春の訪れ”

          高原へいらっしゃい

          note始めて最初の記事で簡単に自己紹介しましたが、今日は改めてもう少し詳しく自己紹介…そして経営しているペンションの紹介をさせて頂こうと思います。 私は某百貨店で8年間働いた後脱サラ、在職中に知り合い結婚した妻と共に長野県の北部に位置する飯綱高原へ移住、ペンションを開業しました。 飯綱高原は長野県の北部、飯縄山の南麓に広がる標高1000㍍前後の高原で、1998年長野冬季オリンピックでフリースタイルスキー会場にもなった場所(モーグル競技で里谷多英さんが金メダルを取ったこと

          高原へいらっしゃい

          冬から春へ🎶

          北信濃の標高1000㍍を超える高原でも、このところ春の訪れを感じられる日が増えて来ました。それにしてもこの冬は、私がこの地に移住して以来40余年の中でも、一二を争う程の大雪と寒さだった気がします。 近年、気候変動そして温暖化の事が盛んに言われていますが、だからと言って雪も少なくまた暖かな冬が続く訳ではないことを改めて思い知らされた冬でした。 一時これ程積もっていた雪が3月も半ばを過ぎた今、半分以下に減り、道路にも雪は全く無くなりました。 雪のない 道の運転 楽過ぎて つい

          冬から春へ🎶

          大雪

          ここ数年雪の少ない冬が続いていたのでこの冬の大雪はちょっとビックリである。 ラニーニャ現象の影響で雪が多く寒さ厳しい冬になるであろうとする気象庁の予報が大当たり…といった感じである。 雪が多いだけではない。連日最低気温が−10℃を下回る厳しい寒さ続きでちょっとこたえる。 昨夜から今朝にかけての大雪❄も見ていても恐ろしくなる位の降りっぷりだったが、午後にはほぼあがって日没の頃には美しい風景が広かった。 明日は久し振りの晴マーク☀でホッとしている。 皆様おやすみなさい…

          どんど焼き

          1月9日(日)の夕刻、地元地区で “どんど焼き” が行われた。 どんど焼きは日本各地で行われる小正月の行事で、呼び方は各地まちまちらしい。 因みに長野県内ではどんど焼き、道祖神祭り、三九郎などと呼ばれているそうだ。 我が地元では “どんど焼き” そして “道祖神祭り” と呼んでいる。 呼び方はさて置き正月に各家庭で飾った門松などの正月飾りや書き初めなどを持ち寄り、火を付けて焼き無病息災や豊作を祈る祭りである。 他地区でもそうかもしれないが、我が地元では前年の12月はじめに

          どんど焼き

          勇敢な雄鹿

          昨年の12月24日、クリスマスイブの夕刻、トナカイならぬ鹿の群れに出会った。 山…と言ってもそれ程の山奥ではない、市街地から30分程の高原で暮らすようになって40余年、リス、キツネ、タヌキ位は普通に、熊にも何回かは出会ったことがあるが、鹿に出会ったことは今までなかった。 その日、所用で自宅近くを車で走行中、西の空がオレンジ色に染まり始めているのに気付き、近くの栄峰と言う地区へ行ってみることにした。そこは西に北アルプスの峰々を望む美しい所で、夕焼けに浮かぶアルプスのシルエット

          勇敢な雄鹿

          はじめまして!

          東京生まれ東京育ち、結婚し横浜市民、その後信州の高原に移住しペンション経営。日々の暮らしの中で感じたこと、出会ったこと、美しい自然などについて書いていきます。時には短歌で表現することも…

          はじめまして!