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2022カタールW杯対戦国シミュレーション分析(ドイツ・コスタリカ・スペイン)

日本代表はグループEでドイツ、コスタリカ、スペインと対戦します。
対戦国シミュレーション分析として展開予想をしてみました。

日本対ドイツ戦展開予想

ドイツは足元が上手い選手が揃っているのでショートパスからボールを繋ぎながらも、ロングパス1本で局面を展開してくる。攻める時にボールを持った選手は持ち過ぎず、ワンタッチ、ツータッチ程度でボールを離しているので、日本はボールの取り所をはっきりしておかないと対応が後手後手に回ってしまうだろう。

ドイツは前線からボールを追いかけてくるので、日本が最終ラインでのパス回しをミスすれば失点の可能性は高くなる。日本はボランチとセンターバックの間でボールを取られないように注意が必要なのと、4-2-3-1ならトップ下とダブルボランチのところを潰されない対策が必要だ。

日本はおそらく試合開始と同時に前線からプレスをかけていく。球際でも激しさを見せ守備強度の高いプレーを続ければ前半は0対0で折り返すことが出来るかもしれないし、ドイツの出鼻を挫くことが出来れば、セットプレーからこぼれ球を押し込んで先制点を奪い日本が1点リードして前半を折り返す可能性もなくはない。

後半も前半の勢いを維持したい日本だが、ドイツのパスワークが徐々に上回り、日本のプレスが機能しなくなる。それでも日本はプレスをかけて行くしか戦術がないため、選手たちは90分を最後まで走り切るしかない。

しかし後半30分に日本の守備が破られる。ボランチとセンターバックの間のスペースを使われ、ショートカウンターからドイツに得点を許す。
気持ちが一瞬切れた日本は立て直そうとするも、試合開始からいつも以上にプレスに行ってしまったためスタミナが残っておらず、立て続けに失点してしまい0対3か1対3で敗れることになるだろう。

日本対コスタリカ戦展開予想

グループEはドイツとスペインが突破すると予想している人がほとんどだと思うが、番狂わせを起こすなら日本よりコスタリカの方が確率的には高い。おそらく日本はドイツに敗れて崖っぷちの状態で第2戦目を迎える。一方、コスタリカはスペインを相手に1対0で勝利して番狂わせを起こし勢いに乗って日本に挑んでくるだろう。

絶対に勝点3を取りたい日本と、勝点3を取って決勝トーナメント進出を決めたいコスタリカという状況下で第2戦目を迎えたと仮定して展開予想を行う。

勝つしかない日本はドイツ戦と同様に前線からプレスをかけてショートカウンターからコスタリカゴールに迫るはずだ。しかしコスタリカも試合開始から果敢に仕掛けて来るだろう。コスタリカからすれば早い時間帯で先制点を奪って、守備を固めてカウンターに切り替えた方が試合全体をコントロールしやすくなると考えるのではないだろうか。

試合は一進一退の攻防が続くが、スペインに勝利した勢いがあるコスタリカが前半35分頃にPKで先制するだろう。日本にとっては不運な形だがペナルティエリア内でのファールにVARが介入しPKが認められる。

W杯のグループリーグは初戦を勝利した勢いが左右する場面もある。強豪国といえど初戦を落とした国は苦戦している傾向もあるので、数値化することは難しいがチームとしての勢いも加味する必要がある。

同点に追いつくしか無い日本は前線の選手を入れ替えてより攻撃的に行くが、堅い守備を崩すことができない。攻撃が選手の個の力に頼ってしまっている分、組織で守るコスタリカの牙城を崩すことが出来ず時間だけが過ぎていく。

苦し紛れにボールを回すだけの時間帯が続き、縦パスを入れて攻撃のスイッチを入れていきたいが、リードしているコスタリカが追加点を奪うために、パスカットからのカウンターを狙っているため、日本は横パスしか回せなくなってしまう。
コスタリカの術中にハマってしまった日本は、0対1で敗れてしまい2連敗でグループリーグ敗退が決定。

リードされたら弱い今の日本代表を象徴するような内容になるだろう。ただし日本の守備陣がコスタリカの猛攻を凌ぐことが出来れば0対0の引き分けには持ち込めるかもしれない。

日本対スペイン戦展開予想

圧倒的なボールポゼッションはスペイン代表の代名詞だ。ボール保持率はスペインが圧倒するだろう。日本はほとんどボールを持てない中でゲームプランを考えなければならない。

どういう状況下でグループリーグ最終戦を迎えるのか予想は難しいですが、日本は2連敗で最終戦を迎える。既にグループリーグ敗退が決まっているもののスペインを相手に意地を見せるのか。
一方スペインはコスタリカに敗れたものの2戦目のドイツ戦を1対1の引き分け、または1対0で勝利して最終戦の結果次第では決勝トーナメント進出の可能性を残していると予想する。

スペインはドイツと勝ち点差1または勝点では並んでいるものの得失点差でグループ3位のため、日本に勝利または大量得点で勝利することが最低条件であり、ドイツ対コスタリカの結果に委ねられる展開になっていると仮定して展開予想を行う。

単純にサッカーの相性として日本はスペインとは戦いやすいと考える。日本はボールポゼッションでは圧倒されても最後のところで体を張ってスペインに得点を与えない。スペインのパスサッカーに翻弄されながらも日本が耐えてスコアレスで前半を折り返す。

後半もスペインはポゼッションでパスを繋いでより攻撃的に仕掛けてくる。意地を見せたい日本も守ってカウンターの戦術に切り替え、前線にスピードのある選手を並べて点を奪いに行くもスペインの守備陣を崩せない。

スコアレスのまま試合は後半40分に突入したところで、日本はペナルティエリア内でファールを取られてしまいPKを与えてしまう。VARが介入してもファールと判定されPKは覆らず、スペインがPKを決めて先制する。
これが決勝点となりスペインが勝利するが、ドイツがコスタリカに勝利したため日本とスペインがグループリーグ敗退となった。

もう1つの展開予想として、日本がスペインの猛攻を最後まで凌ぎ切るも0対0の引き分けに終わり、2敗1分の勝点1で日本のグループリーグ敗退になるパターンかもしれません。

あとがき

サッカー日本代表を応援していますが、展開予想からの結論はグループリーグ敗退です。

大会前から日本代表は主力選手の怪我でコンディション面の不安が付き纏っていますが、この悪い流れが本大会に入っても止まらず、不運な形で失点することが予知されているのではないかと思います。


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