バイトに落ちまくった話(1)

初めまして。いかいかです。
前から気になっていたnoteを始めることにしました。
拙い文章ではありますが、読んでいただけると幸いです。

アルバイトに応募
大学生になると、大半の人はアルバイトを始めると思われる。
私自身もアルバイトは入学前の3月頃から何をしようか考えており、大学生活においてアルバイトは欠かせないものだと考えていた。
この頃は、アルバイトをダルいものとは一切思っておらず、むしろ「新たな経験を積めるから嬉しい」という糞ポジティブな思考だった。
稼いだお金を何に使おうかな、週3,4くらいじゃないと勉強が疎かになっちゃうな、扶養控除を受けられるように稼ぎすぎないようにしよう、などと考えていた。



ただ、まずアルバイトに受からなければ何も始まらないわけで、この時点で私はアルバイトに応募すらしていない。
幸いなことに、高校時代部活でお世話になった先輩にアルバイトを紹介していただいたおかげで、すぐに一つ目のアルバイトの面接にこぎ着けた。



カラオケ店での面接 
アルバイトは大学生活がある程度慣れてから始めるのが鉄則だと思うが、私はいち早くスタートダッシュを切りたかったため、大学のオリエンテーションが終わり、講義が本格的に始まるという段階ですぐに面接を受けた。

面接自体は特に難しいことを聞かれるわけでもなく、「どうしてここを受けようと思ったの?」、「アルバイト先まで距離どれくらいあるの?」、「紹介してくれた先輩と仲はいいの?」というように、秒で答えられる質問ばかりであったため自信をもって大声で答えた。


ここで一つ目の大きな失敗をする
「バイトは週何回くらいは入れて、入れない曜日はある?」
「週3,4回は入れそうです」言い終えたあと、曜日の部分で言葉が詰まる。
そういやサークル土日もあるって言ってたよな、土日入るのは厳しいな!と勝手に判断し、「土日は入れないので、平日でお願いします。」と少し自信なさげに答えた。

自分で言うのもあれだが、大学1年の私は純真無垢でバカ正直であったため、アルバイトに受かってから出れない日を伝えるという思考ができず、思ったことを言葉にする幼稚園児のような脳みそであった。

しかし、面接をしてくれた方は表情を崩すことなく次の質問をした。
「吐しゃ物の処理はできる?」
私は元気にハキハキと答えた。
「はい!全然大丈夫です!何回でもできます!」

これで質問が終わり、人生初めての面接を終えた。
お分かりだろうか。まったく意識していなかったが、強弱をつけた受け答えによって、ゲロ処理が大好きな青年が爆誕してしまった。


それから、カラオケ店からの連絡を一週間待ったが一切連絡がなく、ゲロ青年はバイトを落ちたことを実感した。

(2)に続く

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