お気に入りのワックスを頼むのを忘れていて、急いで薬局に向かった時懐かしさの塊であるワックスを見つけた。

ワックス界を代表するであろうナカノのワックス。
私は現在32歳になるのだけど、中高生の時だから今から17年前くらいにはナカノのワックスを使っていることは1つのステータスだったと記憶してる。

当時流行っていたのはスタイリングワックス(無印)と

アリミノのスパイスだった気がする。

久々に値段を見たらスタイリングワックスも550円って出てるんで、そんなに安かったかな？と思うけど、当時は1,000円前後していた気がしていて、アリミノと共に普段遣いするには、中高生ではなかなか勇気がいる金額だった。

オシャレにこだわりがある子やお金持ち一家の子たちはステータスとして使っていたので、ノーオシャレでお金持ちでは無い私にとってはナカノのワックスを使っていた人には羨ましさの塊だったし、かっこよさを凄く感じていた。

そんな憧れだったナカノのワックスを薬局で見かけてしまい、ついつい買ってしまった訳なんですが、ある疑問に気がついたんです。

そう言えばワックスの正しい付け方なんて知らない

今まで意識した訳じゃないから当然と言えば当然なんだけど、私は生まれてからワックスの付け方を学ぶことなんて無かったし、誰かに教えてもらった記憶もない。

メンズノンノにはもしかしたら載っていたかもしれないし、中高生メンズ御用達のSamurai ELOにも載っていたかもしれない。
今みたいにYoutubeは無いから、雑誌で情報を吸うしか無かったはずだ。

だからか、正しいワックスの付け方なんて知らないなんて当たり前なんだけど、ほぼ毎日付けているのに正しいやり方すら知らなかったのはいささかショックだった。

色々調べてみるとただ付けりゃいいってもんじゃなくて

• ワックスを手に取り15秒程度なじませる

• フロントからじゃなくてバックから付ける

• とにかく全体に均等に付くようにしながら

• 最後に前髪を整える

辺りが正解そうだった。
確かに美容師さんがいつもワックスを付けてくれるシーンを思い返すとそんな感じだった気もする。
なんでそんなことにも気がつけなかったんだろう。

知らないことなんて山ほどある

先日まで私は解けない靴紐の結び方すら知らなかった。

そうなんですよ、世の中知らないことだらけ。
知ってるつもり出来てるつもりになっていることだらけ。

ファッションだって誰かに習う訳でもなく
眉毛の剃り方も教わった記憶は無い。
なんとなく正解を見つけた気になって生きてきただけなんですね。

別に知らなくたって生活に困る訳じゃ無いけど、知っておいて損は無いし、1度正しく基礎さえ付けちゃえば、流行が変わっても応用は効く。
だからこそちゃんと身に着けるべきなんですよね。

Google検索がいくらあったって、CHAT GPTが世界を席巻しようとも
私たちは自分が調べる動機次第で得られる知識が変わる根本を忘れちゃいけない気がしてます。

とにかく気になったら調べてみる。
きっとこれからも誰も教えてくれる訳じゃないから。