見出し画像

nestというコミュニティはDXヒーローが生まれる場所である

「井の中の蛙大海を知らず」と言うことわざの印象を皆さんどうお持ちでしょうか。意味としては「見識が狭く自分の範囲内でしか物事を考えられない」と一般的には言われているので、決してポジティブには捉えられないですよね。

でもこれに続きがあると知ったらどうでしょうか。「井の中の蛙大海を知らず」の続きには「されど空の深さ(青さ)を知る」と続いているそうです。こう聞くとポジティブに捉えられますね。

と言うことで、この話の続きを、今回は【nest】データ活用 Advent Calendar 2023の記事として「nestというコミュニティはDXヒーローが生まれる場所である」という話に絡めて、2024年に向けて…今年の振り返りと来年の目標宣言にも準えながら、書いていきたいと思います。

当たり前だと思っていることは実はすごい

nestのコミュニティに関わり始めてから、間もなく4年が経とうとしていて、数多くのユーザーさんのお話を聞かせて頂いてきました。

皆さん総じて言われるのは

  • 私(自分たちの会社)たちなんて大したことやってない

  • 世間から見たらだいぶ遅れている

  • 社内から褒められることもない

だいたいこの3つに集約されます。

僕たちが関わらせて頂いている会社さんたちの多くは、DX担当でも情報システム部門でも変革を伴う部門にいるのは、大抵1人~2人のメンバーで、会社のなかなか定義されないDXという高い壁に挑み、デジタルの力で業務をより前に押し進め、変革を勝ち取ろうとしています。

経営層や変革担当からは「デジタルを活用して変わっていくぞ」と号令をもらい、現場からは「今の業務を変えられるのは困る」と反発にあいながら板挟みを乗り越えて、踏ん張り続けている人が大半です。

踏ん張り続けて、前に進もうとしている人達って本当にすごいですよ。ちょっとやそっとのことじゃヘコタレないし、ダメと言われても何度もチャレンジし続けるしつこさを必ず持っていて、達成しきるまでがゴールの如く走っていく。

これってめちゃくちゃ凄いことなんです。
なのに大したことないとか、遅れているとか言うんです。

失礼を承知で言うと「井の中の蛙大海を知らず」過ぎませんか!?

僕は皆さんの話を聞くたびに単純な「すげー」も「その話絶対社外で話してアピールして欲しい」もたくさん感じます。

1人、または少人数でやっていることってマイノリティみたいに感じてしまうのも分かるんですが・・やられているということはとてつもなくパワーがあることなんだと、世の中の変革担当の方には自信を持って欲しいんです。

アウトプットをするとまた大きく成長が出来る

とは言え、「井の中の蛙大海を知らず」は当然と言えば、当然です。僕自身もきっとそうです。

だからこそ、やっていること、前に進んでいることをアウトプットしていくことの重要性って大きいんだと思います。

アウトプットをすると、必ず反応が返ってきます。良かったことも悪かったことも、なんなら「何にも反応が無い」って反応も返ってきます。反応を感じたら、自分がやったことに対する方向が見えるんですよね。

そこで生かして欲しいのが、コミュニティの力です。

nestというコミュニティにはたくさんアウトプットをする場所があり、たくさんの交流があります。今年に入ってリアル開催の交流も増え、オンラインだけじゃなく幅を持って、アウトプットすることが出来ます。

思い出すだけで、よだれ出る・・

nestというプラットフォームを活用して、自分がやってきたことをアウトプットして、反応を得ることによって、また自分自身、引いては、所属組織が大きく成長していく。

最初は皆さん怖がられているんです。自信が持てない気持ちも分かります。でも大丈夫。nestには優しさの塊みたいな人がたくさんいて、先導する素敵すぎるリーダーさんがいて、強力なコミュニティマネージャーもいます。

だから「井の中の蛙大海を知らず」では無くて、大海を知りにnestへ出てくる。そうやって大きく成長された方をたくさん見てきました。

DXヒーローが生まれる

今年にある方に講演を実施してもらいました。その中の一言が忘れられません。

「DXは会社に新たなヒーロー(救世主)を作る可能性がある」

どうゆうことか説明しますね。

今皆さんの会社に入られる新卒の方って自社のデジタル改革をやりたくて入られている方ってどのくらいいますでしょうか?

たぶんいないじゃないかなと思います。

皆さんは会社の事業に携わりたくて入社をしてますよね。一方で上場企業であればIRの観点だったり、業界の先手を打ちたかったり、遅れを取らないためという理由でも、今どの企業もデジタルに取り組まなければならない側面があるため、DXに取り組む社員は企業にとって、とても重要です。

重要なのに人材がいない(やりたい人も企業内にいない)というのがギャップとして存在しているんです。このギャップを埋める人こそヒーローになるという訳ですね。

冒頭に戻りましょう。

  • 私(自分たちの会社)たちなんて大したことやってない

  • 世間から見たらだいぶ遅れている

  • 社内から褒められることもない

こう発言されているDXを取り組んでいる社員の方々はヒーローになり得る方々なのではないでしょうか。「井の中の蛙大海を知らず」で、自分たちの価値や方向性が自分でも分かってないだけの可能性もあるのでは無いでしょうか。

「井の中の蛙大海を知らず」の続きである「されど空の深さ(青さ)を知る」

これは「狭い世界で一つのことを突き詰めたからこそ、その世界の深いところまで知ることができた」という意味だそうです。

皆さんは少し世界で突き詰めているのかもしれませんが、それを知っているからこそ、外に出た時にもっと大きな活躍が待っていると思います。

今年もたくさんのDXヒーロー誕生を見させて頂くことが出来ました。

僕はnestというコミュニティを通じて、来年以降も多くのDXヒーローの誕生を見続けたいと心底願っています。

この記事が参加している募集

最近の学び

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?