防衛の絆創膏

なんだろう、すごく胸がザワついてる。
ザラザラ口の中が苦くて平常心を保ってニッコリ笑って唾を飲み込むのがやっと

セミファイナルも終わりに近づいてきたので、そろそろ本音を漏らします。

少々暑苦しい自分語りになりますが、感情が揺さぶられる事が滅多にないので素直になれるチャンスは今しかないなと記録的なあれです

あいすくりーむとじょし、選ばれたかった気持ちと選ばれたかった悔しさで小林さんの選評を読みました

選ばれたかった気持ちは分かる。
何かにチャレンジしたら、そりゃ誰だって選ばれたい

もうひとつの悔しいの感情が思ってた以上に苦しくてニガくて、クソこんな感情いらねー!!
負け戦に調子こいてうっかり本気出しちゃった自分ダサ!恥ず!!!!

とかなりながらも、こんな気持ち久しぶりで何か少し嬉しくて戸惑っている

久しぶりというか初めてに近い気もする......

表立って「私これ頑張ってます!」的な何かをしたのは。

頑張れば結果がついてくる訳じゃないの重々承知のうえ、卑屈にならず何かをするのも

以前Twitterにこんな言葉が流れてきた

「別にどっちでもいい、って人より負けなくない!って素直な方が推せる」

その言葉を見てそうだよなーと俯瞰する自分と前者のどっちでもいいは果たして本音なのか疑問が湧いた

かくいう私も「別にどっちでもいい」側の人間だからだ。

捻くれて素直になれない天邪鬼な性質とプライドの高さ故、無鉄砲に挑んで負けた時に無様に傷ついてしまう恐怖による防衛による「どっちでもいい」

だって本気でも出して負けたら?

そんなの、立ち直れる気がしない。

物心ついた頃から人に分厚い壁をつくってピエロみたいに繕って生きてきた反動か、筋金入りの天邪鬼だ

スポーツでもなんでも、がむしゃらに負けたくないと頑張る人を応援したくなるし例え負けてもオマケで暖かい慰めもついてくるのは分かっている

そのキラキラした悔し涙と笑顔が眩しくて
吐き気がする

「別に勝っても負けてもいいや」なんて人
誰が応援してくれるというのか

こんな性格じゃ誰からも愛されないと頭では分かってるのに素直になれない。

それより何より傷付くのが死ぬほど怖い

長年そんな風に過ごしてきたので、何かで競うなんてとんでもなく精神的ダメージなのだ

出来ることなら優劣のつく場所は避けたいし
こんな私には調度良い場所だと自ら望んでモブの人生を選択してきた

自我にも折り合いつけて、なるべく目立たぬ様
ぬるま湯でいいから居心地の良い場所で居てもいなくてもさして変わらず背景化してきた

それなのに今、自ら望んで目に見えて評価される場所に立っている

傷つかないためのソレを少しだけ剥がして
ちゃんと傷付いている。

無欲なフリをするのに飽きたのかもしれないし
無鉄砲も悪くないなと思えてきた

そのうちキラキラした悔し涙でも流せちゃいそうな勢いだ


#エッセイ
#コラム
#ミスID
#ミスID2020

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