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人から指摘を受けたら

ご訪問ありがとうございます。
はじめです。

昨日よりちょっとだけ良い人になる日本思想。
今日のテーマは「人から指摘を受けたら」です。

鎌倉時代に北条重時という人がこんな言葉を残しています。

いかほども心をば人にまかせて、人の教訓につき給うべし。教訓する程の事は、すべてわろき事をば申さぬ物にて候。されば十人の教訓につきぬれば、よき事十有。又百人の教訓につきぬれば、よき事百あり。

小澤富夫編集・校訂 『増補改訂 武家家訓・遺訓集成』 2003年 ぺりかん社

他人に心を開いて、人の教えに従いなさい。人間は他人に何かを教えようとする時、悪いことは言わないものだ。だから、十人の教えに従えば良いことが十個学べる。百人の教えに従えば良いことが百個学べる。

(筆者による意訳)

いままで上司や先輩から教えていただいたことをあなたは何個身につけていますか?

「あなたの為を思って」という言葉は確かに毒を含んだ言葉です。
何が本人の幸せなのかを外から定義しようという強引な意思をはらんだ言葉だからです。

しかし一方で、あなたを良い方向に導いてあげよう、あなたが不快な思いをしないで済むようにしてあげようという優しい気持ちを含んだ言葉でもあります。

口うるさく感じる場合があるのは分かります。
ですが、上司や先輩からの指摘にはとりあえず従ってみましょう。
特に若いうちはその方が多くを学べるかも知れませんね。

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